28歳のとき、子供の頃に親からお金の話を一切してもらえなかったことを後悔した。給料をもらっても使い方がわからず、税金の仕組みも貯金の意味も知らないまま社会人になった。
お金教育を受けなかった代償は、貯金ゼロの20代という形で現れた。子どもには同じ経験をさせたくない。
N(Narrowing):この記事は「子どもにお金の話をどうすれば良いかわからない親」向けの話
子どもに金銭感覚を身につけてほしいが、どの年齢から何を教えればいいかわからない20〜40代の親に向けた内容だ。
A(Agitation):お金教育を放置すると子どもが成人してから何に困るか
お金リテラシーを持たずに社会人になると、給料の手取り計算もできず、保険の選び方もわからず、クレジットカードの使いすぎで借金を抱えるリスクが高まる。「知らなかった」だけで、20代の10年間を貯金ゼロで過ごすことになる。
子どもへの投資として、最も費用対効果が高いのがお金の教育だ。
S(Solution):今日から使える5つのお金教育の方法
方法1:「お小遣い制度」で実際のお金の流れを体験させる
月額1,000〜3,000円程度を目安に、定額制でお小遣いを渡す。大切なのは「使い方を自分で決めさせる」という点だ。
小学4年生に月2,000円のお小遣いを渡すと、最初の月は全額使ってしまう。翌月から「欲しい物が買えない」を経験する。半年で3,000円貯まると、自分で「毎月500円は貯金する」と決めるようになる。子どもは「限られたお金をどう配分するか」を自然に学ぶ。
方法2:一緒に「家計簿」をつけて、お金の流れを見える化する
月1回、子どもと一緒に家計簿を確認する時間を作る。「食費に毎月4万5,000円かかっている」「スマートフォンの通信費は8,000円」など、具体的な数字を子どもに示す。
「スマホ代って結構高いんだ」と気づいた中学生が、自分のお小遣いからスマホ代を支払う制度を提案したことがある。結果として、家族全体で月1,500円の通信費削減ができた。
方法3:「家事給制度」で働く=お金をもらうを体験させる
洗濯物をたたむと100円、お風呂掃除で150円、というように単価を決める。子どもは「働いた分だけお金をもらえる」という経験をすることで、給与の価値が理解できるようになる。
「でも家事は家族の仕事であって、お金のためにするものではないのでは?」と感じた方へ。 「家族への貢献」と「働く対価としてのお金」は別々に教えられる。家事給制度はお金の仕組みを体験するための教材として使う。全ての家事をお金に換算する必要はない。
方法4:銀行口座を子ども名義で開設し、「貯蓄」の力を実感させる
お小遣いや家事給で得たお金を銀行口座に預けさせる。通帳で残高が増えていく様子を確認できると、貯蓄の達成感と継続するモチベーションが自然と育まれる。
「口座残高が増えるのが楽しい」という感覚を子どものころに持てると、大人になってからの貯金習慣につながる。
方法5:「欲しいものの値段調べ」をゲームにする
欲しいおもちゃやゲームの値段を調べて、「何ヶ月貯めれば買えるか」を一緒に計算する。6,000円のゲームを月500円の貯金で買うには「12ヶ月」とわかる。待つことの価値と、計画することの楽しさが同時に身につく。
O(Offer):今週できる最小アクション1つ
今週中に、子どもと一緒に「今月いくらお金を使ったか」を確認する。金額を見せるだけでいい。親が家計を開示することで、子どもは「生活にお金がかかっている」という現実を自然に学ぶ。
次の記事では「給与明細を読み解くと見えてくること」についてお話しする。
おすすめクレジットカード: ポイント還元率が高く、年会費無料のカードを選ぶのが基本です。