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投資と節税を同時に実現するiDeCoとNISAの活用術

「iDeCoもNISAも、どちらかだけやればいい」と29歳まで思っていた私。両方を理解して組み合わせた結果、同じ月5万円の投資で年間約12万円の税金が戻るようになった。


毎月同じ金額を投資しているのに、制度の使い方次第で手取り資産が100万円以上変わる——これが日本の税制優遇制度の現実だ。iDeCoとNISAを使わないまま投資している人は、毎年数十万円を国に余分に払い続けていることになる。この記事では、20〜40代が今すぐ実践できるiDeCo×NISAの最適な組み合わせ術をお伝えする。


1. iDeCoは「入口」、NISAは「出口」——税優遇の仕組みを理解する

まず本質の違いを把握する。

iDeCo:拠出した金額が「所得控除」になり、その年の所得税・住民税が即座に減る。年収500万円の会社員が月2万3,000円(年27万6,000円)を拠出した場合、年約10万円の税金が戻ってくる。「投資した時点で確実に得する制度」だ。

NISA:投資で得た利益に税金がかからない。通常は利益の約20%が税金として引かれるが、NISA枠内なら0%。「利益が出た時に得する制度」だ。

最重要の違いはこれ——iDeCoは60歳まで引き出せない。NISAはいつでも引き出せる。つまり老後資金はiDeCo、子どもの教育費や住宅資金など10〜20年の中期目標はNISAで準備するのが鉄則だ。

「でもiDeCoで60歳まで引き出せないなら使いにくい…」——逆に考えれば「絶対に使わない老後資金」として強制的に積み立てられる。自制心がなくても確実に老後資金が貯まる仕組みだ。

2. 月5万円の余裕資金をiDeCo×NISAで最大活用する配分法

2024年の新NISA制度で、年間120万円(月10万円)まで非課税投資が可能になった。iDeCoと合わせると月13万円近くを税優遇で投資できる。

ただし現実的な配分がある。

余裕資金月3万円:iDeCo月2万3,000円 + NISA月7,000円 余裕資金月5万円:iDeCo月3万円 + NISA月2万円 余裕資金月10万円:iDeCo月5万円 + NISA月5万円

優先順位は「iDeCo先行」が原則だ。理由はシンプル——iDeCoの税還付は投資初年度から確実に受け取れる。NISAの節税効果は「利益が出て初めて」発揮される。確実な恩恵を先に取るのが合理的な順番だ。

「でも月3万円も余裕がない…」——月1万円でもいい。iDeCoを月5,000円、NISAを月5,000円から始めるだけで、10年後には税還付分を含め数十万円の差が生まれる。

3. 20年で790万円の差——iDeCo+NISA vs 何もしない場合のシミュレーション

同じ月5万円を20年間使う場合を比較する。

パターンA(普通預金のみ): 月5万円×20年=1,200万円。利息ほぼゼロ。手取り1,200万円。

パターンB(NISAのみ、年利5%): 20年後約1,700万円。利益500万円が全額非課税。手取り1,700万円。

パターンC(iDeCo月3万円+NISA月2万円、年利5%): 20年後の運用資産約1,750万円+iDeCoの毎年税還付累計約240万円=実質1,990万円。

AとCの差:約790万円。同じ月5万円を使って、この差が生まれる。知っているか知らないかだけの違いだ。


まとめ

iDeCoは「入口の節税(今すぐ税金が減る)」、NISAは「出口の節税(利益が非課税)」。まずiDeCoを優先して設定し、余裕分をNISAへ。月1万円からでも始めることで、20年後の差は数百万円になる。

次の記事では【資産運用の進捗確認を習慣化する方法】をお伝えする。


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