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セクター分散で景気変動リスクを管理する

31歳のとき、好きな業界1つに100万円を集中投資していた。業績は良かった。でもある政策変更をきっかけにその業界全体が打撃を受け、3ヶ月で38万円の含み損が膨らんだ。「なぜ分散させなかったのか」——画面を閉じるたびに同じ後悔が繰り返された。


なぜ1つの業界への集中投資で38万円を失うのか

セクター(業界)を絞って投資すると、その業界特有のリスクをまるごと引き受けることになる。2020年のコロナショックでは、百貨店・旅行関連の株が40〜60%下落した。一方、医薬品・通信は需要増で上昇したものも多い。全資産を旅行株1本に集中させていた投資家は、資産が半分以下になった。複数のセクターに分けていた投資家との差は「分散していたかどうか」だけだ。

「でも分散すると管理が大変そう…」と感じた方へ。 セクター別ETFを使えば、1本買うだけで業界全体に分散できる。楽天証券やSBI証券で1万円程度から購入できるため、個別銘柄を複数調べる手間は不要だ。

日本株の主なセクターは3つに大別される。

セクターの種類主な業種特性
景気防御型医薬品・食品・電力景気に左右されにくく安定
景気敏感型自動車・化学・素材好景気で伸びるが不況に弱い
成長型IT・通信・バイオ将来性が高いが値動きが大きい

初心者が始めやすい3ステップの配分

ステップ1:「景気防御型50%・景気敏感型30%・成長型20%」から始める 100万円なら、医薬品・食品・電力に50万円、自動車・化学に30万円、IT・通信に20万円。不況時のダメージを防御型が緩和しながら、成長型で上昇の恩恵も受けられる。

ステップ2:セクター別ETFで各比率を実現する 個別銘柄の選定は不要。「NEXT FUNDS 医薬品(2516)」「NEXT FUNDS 情報通信(2517)」など、セクター別ETFを組み合わせて配分を実現する。

ステップ3:3ヶ月ごとにリバランスする 時間が経つと値上がりしたセクターの比率が高くなる。3ヶ月に1回、比率を確認して高くなった分を売り、低くなった分を買い直す。これが「高値で売り、安値で買う」の実践だ。

「でも3ヶ月ごとに見直す時間がない…」と感じた方へ。 確認作業は30分もあれば終わる。証券口座のポートフォリオ画面を開き、各セクターの比率を書き出すだけだ。売買まで含めても1時間以内で完了する。


まとめ

次の記事では【株式投資で起こしやすい7つの失敗パターン】をお伝えする。


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