Skip to content
お金と、少しずつ仲良くなる
Go back

相続税の基礎控除と節税対策の基本

「親の遺産相続なんてまだ先の話」と思っていた36歳の同僚が、父親の急死で相続手続きに追われた。遺産総額5,200万円。基礎控除の計算を知らなかったせいで、本来不要だった相続税を80万円以上払う羽目になった。知識があれば防げた損失だ。


相続税の基礎控除、あなたの家庭はいくらまで非課税?

基礎控除の計算式はこれだけだ。

3,000万円+600万円×法定相続人の数

相続人があなたと兄妹の3人なら、控除額は4,800万円。親の遺産が4,800万円以下なら相続税はゼロだ。都市部は土地の評価額だけで数千万円になるケースがあり、「まさか自分が課税対象になるとは」という事態が起きる。親の資産の把握を今すぐ始めることが最大の節税対策になる。

「親にお金の話を切り出すのが気まずい」と感じた方へ。 「万が一のとき困らないように確認しておきたい」という言い方なら、ほとんどの親は応じてくれる。遺産の話ではなく「家族の情報整理」として切り出すのが正解だ。


今からできる節税対策3ステップ

ステップ1:生前贈与を活用する

年間110万円までの贈与は贈与税ゼロ。親が1,000万円の資産を持っていれば、毎年110万円ずつ子ども3人に贈与するだけで9年半で900万円を相続税対象外に移せる。

ステップ2:生命保険で非課税枠を使う

生命保険金は「500万円×法定相続人の数」まで非課税だ。相続人3人なら1,500万円が課税対象から外れる。今すぐ親に加入を勧める価値がある。

ステップ3:不動産の評価減を活用する

現金3,000万円より不動産に変えると相続税評価額が下がる。賃貸用不動産にすればさらに評価額が圧縮される。これが「不動産の評価減」だ。

「難しくて自分には無理」と感じた方へ。 生前贈与は「毎年110万円以下を振り込む」だけで始まる。特別な手続きは不要だ。税理士に相談するのは遺産が4,800万円を超えることがわかってからでも遅くない。


相続税申告が必要になったら3ステップで動く

  1. 相続人を確定する(法定相続人全員で遺産分割協議)
  2. 遺産を評価・整理する(不動産は路線価で計算)
  3. 亡くなった日から10ヶ月以内に税理士へ相談し申告・納税する

次の記事では【遺言書の種類と正しい作り方】をお伝えする。



Share this post on:

Next Post
ボーナスが入ったら最初にすること——使い方の優先順位と投資への回し方【2026年版】