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お金と、少しずつ仲良くなる
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エンディングノートで家族への情報整理

父が入院したとき、通帳がどこにあるかわからず母が途方に暮れた。結局、口座を3つ見つけるのに2週間かかり、その間の生活費は私が立て替えた。エンディングノートが1冊あれば10分で済んだ話だ。


親の情報整理が、あなた自身の老後対策になる

内閣府の2023年調査によると、相続手続きの平均期間は3〜6ヶ月、専門家費用は50〜100万円に達することもある。親の資産整理を通じて「口座の目的別管理」「保険の受取人確認」「投資口座のアクセス方法」を学べば、そのまま自分の老後設計に直結する。親のエンディングノート作成は、最高のお金の教材だ。

「親にそんな話を切り出すのは難しい」と感じた方へ。 「老後の準備」という言葉は重い。「もし入院したとき困らないように、書類の場所を一緒に確認させて」という言い方なら、ほとんどの親はすんなり応じる。


エンディングノートに書くべき「お金の情報」7項目

  1. 金融機関の口座一覧(銀行名・支店・口座番号・通帳の場所)
  2. 年金関連情報(年金手帳番号・受給額・支給日・受取口座)
  3. 保険契約の詳細(保険会社名・証券番号・受取人)
  4. 不動産情報(登記簿謄本の保管場所・ローン有無・固定資産税の納付方法)
  5. 投資資産の情報(株式・投資信託・暗号資産の口座とアクセス方法)
  6. 年間の収支と資産状況(月の生活費・預貯金の概算)
  7. 債務の有無(カードローン・住宅ローン・親族からの借金)

隠れ債務があると相続人が予期しない負債を引き継ぐ。7項目を揃えることで相続トラブルを防げる。

「自分の情報を人に見せるのは不安」と感じた方へ。 エンディングノートに法的効力はない。書き直しも自由だ。「万が一のときに家族が困らないための地図」と割り切れば、書き始めるハードルは一気に下がる。


今月から始める3ステップ

ステップ1:「家族会議」として企画する

「お金の話をしよう」ではなく「大事な書類を一緒にまとめよう」という切り口で始める。

ステップ2:市販のエンディングノートを1冊用意する

書店で1,000〜1,500円で購入できる。まず金融機関の口座一覧だけ記入してもらう。

ステップ3:年1回「更新の日」を決める

保険の変更・口座の追加などで情報は変わる。誕生日や正月など固定日に確認する習慣をつける。


次の記事では【成年後見制度と任意後見の違い】をお伝えする。


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