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お金と、少しずつ仲良くなる
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FIRE(経済的自立)を目指す資産形成戦略

これは、「老後が怖いけど、年金だけに頼るのも怖い」という30〜40代の会社員のための話だ。


32歳のとき、ねんきん定期便を見て固まった。65歳から受け取れる年金の見込み額は月13万円。当時の生活費は月22万円。毎月9万円の赤字が30年続くと、3,240万円の不足になる計算だった。そこから老後設計を真剣に考え始めた。

何もしなければ、老後に3,000万円以上が不足する

厚生労働省のデータでは、夫婦で受け取れる年金の平均は月約22万円。しかし生活費の平均は月約27万円。毎月5万円の赤字が30年続けば不足総額は1,800万円。さらに医療費・介護費・修繕費などの予期しない支出を加えると、3,000万円超の準備が必要になる家庭も多い。

気づいた今から動けば、複利の力で資産は雪だるま式に育つ。20代から月3万円を年利7%で運用すれば、40年後には約7,000万円に達する。


「今の生活費でいっぱいで投資なんて無理」と感じた方へ。 月3万円が難しければ月1万円でいい。年利7%で30年運用すれば約1,200万円になる。問題は金額より「今すぐ始めるか、3年後に始めるか」だ。3年の遅れで最終資産に100万円単位の差が生まれる。


3ステップで資産形成を動かす

ステップ1:自分の「老後ギャップ」を計算する(今週)

ねんきん定期便を確認して、65歳時点の受取予想額を把握する。「月の生活費×12ヶ月×30年」から「予想年金額×12ヶ月×30年」を引いた差額が、あなたが準備すべき金額だ。

ステップ2:退職金の受け取り方を今から検討する(3年前から準備)

退職金2,000万円を一時金で受け取った場合、退職所得控除を活用すれば税負担を大きく抑えられる。40年勤続なら最大1,800万円まで非課税になる。対して年金形式で受け取ると毎年の所得税がかかり、トータルで300万円以上多く払うケースもある。定年5年前に専門家へ相談する習慣をつける。

ステップ3:月5万円を積み立てて複利を育てる(今月から)

月5万円を年利5%で25年運用すると約2,400万円になる。これが「年金+資産取り崩し」の組み合わせで安心できる老後を作る。


今日のアクション

今週中にねんきん定期便(または「ねんきんネット」)を確認して、65歳時点の年金見込み額を把握する。そこから「月いくら不足するか」を計算する。この1時間が、老後設計のすべての出発点になる。

次の記事では「サイドFIREという現実的な選択肢」を解説する。完全なFIREは難しくても、仕事を減らして自由に生きる「中間の道」が現実的に手が届く距離にある。


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