これは、「定年後の生活費が不安。でも何をすればいいかわからない」という30〜50代のための話だ。
同期が早期退職を検討していると聞いたとき、「年金だけで大丈夫なの?」と正直に聞いてみた。彼は「ねんきんネットすら確認していない」と言った。将来もらえる金額も知らないまま、退職の判断をしようとしていた。
何もしなければ、老後30年で1,800万円が不足する
厚生労働省の統計では、夫婦の平均年金受取額は月約22万円。一方、60代夫婦の平均生活費は月約27万円。毎月5万円の赤字が65歳から95歳まで続くと、不足総額は1,800万円。
しかも20〜40代のあなたが定年を迎える頃、年金の支給開始年齢はさらに引き上げられる可能性が高い。今のうちに対策を打つほど、余裕は生まれる。
「自分の年金額なんて調べても変わらないし」と感じた方へ。 知るだけで行動が変わる。月13万円の年金見込みとわかった人と「なんとなく大丈夫」と思っていた人では、30代からの貯蓄習慣がまるで違う。「知らないことのリスク」は年間で数十万円単位の損失につながる。
3ステップでセカンドキャリアを準備する
ステップ1:ねんきんネットで自分の受取額を確認する(今週中)
日本年金機構の「ねんきんネット」にアクセスして、65歳時点の年金見込み額を確認する。5分で完了する。「月いくら足りないか」がわかれば、セカンドキャリアで目指す収入目標が明確になる。
ステップ2:退職金の「一時金 vs 年金形式」をシミュレーションする
40年勤続の場合、退職所得控除は最大1,800万円まで非課税。2,000万円を一時金で受け取れば、実質ほぼ無税になる。一方、年金形式で月10万円×20年で受け取ると毎年所得税がかかり、トータルで300万円以上多く払うケースもある。定年5年前に税理士に相談するだけで、この差が埋まる。
ステップ3:「年金繰り下げ受給」の選択肢を知る
65歳から受け取るのが多数派だが、70歳まで遅らせると毎月の受取額が約42%増える。月22万円が月31万円になる計算だ。セカンドキャリアで月8万円の収入があれば、65〜70歳の間はその収入でまかない、70歳から大きな年金を受け取る戦略が取れる。80歳以降の生活が劇的に安定する。
今日のアクション
今日中に「ねんきんネット」に登録して、65歳時点の年金見込み額を確認する。この数字があれば、セカンドキャリアで月いくら稼ぐ必要があるかがわかる。
次の記事では「老後の収入源を複数持つ重要性」を解説する。年金・退職金・副業・資産運用の4本柱を設計することで、老後の経済的な安心を手に入れる方法を詳しく見ていく。