会社が用意している住宅補助制度を活用できていない人は多いです。うまく使えば年間50〜100万円以上の節税・節約になることもあります。
会社の住宅補助の種類
①住宅手当(家賃補助)
毎月の給与に上乗せされる現金支給。5,000〜30,000円/月が多い。
注意:住宅手当は「給与所得」として課税されます。 2万円の住宅手当も、実質手取りは1.4〜1.6万円程度になります。
②借上社宅制度(最も節税効果が大きい)
会社が借主になって社員に転貸する制度。社員は「使用料」を支払いますが、これは非課税扱いになります。
節税効果の例: 家賃10万円の物件で借上社宅を使う場合:
- 会社が月10万円の家賃を負担
- 社員の負担額:月10,000〜20,000円(家賃の10〜20%程度)
- 差額8〜9万円/月が実質的な非課税の給与補填
年間96〜108万円分が「所得税・住民税・社会保険料」の対象外になります。
借上社宅の節税シミュレーション
年収500万円・家賃12万円の場合:
| 方式 | 家賃負担 | 税金の違い |
|---|---|---|
| 住宅手当2万円 | 10万円/月(自己負担) | 手当は課税 |
| 借上社宅(負担2万円) | 2万円/月(自己負担) | 差額10万円が非課税 |
借上社宅の場合、年間で約25〜35万円の税負担が軽減されることもあります(所得税・住民税・社会保険料の節約)。
借上社宅制度を使うための手順
- 会社の規定を確認:就業規則・福利厚生規定に社宅制度があるか確認
- 人事・総務に申請:対象物件と申請書類の確認
- 契約は会社名義:自分で賃貸契約を結ぶと借上社宅にならない
- 毎月の使用料を支払う:適正使用料(家賃の10〜20%)を設定
借上社宅がない会社の場合
借上社宅制度がない場合は、住宅手当を最大化する交渉も一つの手です。ただし課税されることを踏まえた上で判断しましょう。
転職時に「借上社宅制度」を確認する
転職先を検討する際、求人票の給与だけでなく「借上社宅制度の有無・上限」を確認することが重要です。
年収500万円で借上社宅なしの会社より、年収480万円で借上社宅あり(月10万円負担8万円)の会社の方が実質的な手取りが多いケースがあります。
家計全体を可視化することで、住宅補助の恩恵がどこに現れているかを確認できます。
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給与明細・家賃・住宅手当の明細を記録して、実質的な住宅費負担を可視化。住宅補助の活用効果を数字で確認できます。
まとめ
- 借上社宅制度は住宅手当より節税効果が大きい(非課税扱い)
- 年間25〜35万円の税負担軽減になることも
- 会社の規定を確認し、人事に積極的に申請する
- 転職時は「借上社宅制度」を給与と同様に確認する