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奨学金300万円を返しながら貯金した——手取り22万円でも5年で100万円貯めた方法

奨学金を借りていた人ならわかると思うのですが、「返済開始」の通知が来たとき、正直ぞっとしました。

社会人1年目、手取り月22万円。家賃7.5万円。奨学金の返済が月16,000円から始まる。

「これで貯金なんてできるのか」と思いました。

でも5年後、奨学金を返しながら貯金100万円を達成できました。やったことを正直に書きます。


私の奨学金の状況

大学4年間で借りた奨学金:

返済開始は社会人1年目の10月から。月の返済額16,500円、返済期間は約15年の予定でした。

「15年後まで毎月16,500円か…」と思うと気が重かった。でも見方を変えれば「月16,500円を捻出できれば返せる借金」でもある。


手取り22万円の家計の組み方

まず月の収支を全部書き出しました。

収入:

固定支出:

項目金額
家賃75,000円
奨学金返済16,500円
電気・ガス・水道8,000円
スマホ(格安SIM)2,500円
生命保険2,800円
交通費(定期代)8,500円
固定費計113,300円

変動支出(目標):

項目目標
食費(外食込み)30,000円
日用品5,000円
娯楽・交際費15,000円
被服・雑費5,000円
変動費計55,000円

残り: 220,000 - 113,300 - 55,000 = 51,700円

この51,700円を「貯金」と「予備費」に分けました。


「先取り貯金」だけが機能した

最初の2ヶ月、「余った分を貯金する」方式を試しました。

結果:2ヶ月でゼロ円しか貯まりませんでした。

「余った分」は必ず使ってしまう。これが私の性格でした。

3ヶ月目から「先取り貯金」に切り替えました。

給料が入ったら即日、別口座に40,000円を移す。移した後の残りで生活する。

この方式に変えてから、貯金が毎月確実に積み上がるようになりました。

1年目の結果: 40,000円 × 12ヶ月 = 480,000円

途中で冠婚葬祭・引っ越し代立替え・体調不良で欠勤などがあり、予備費を崩したこともあります。それでも年間35万〜40万円は貯められました。


奨学金の返済と貯金を「両立」させるための考え方

「奨学金を早く返してから貯金する」という考え方もあります。

でも私は「奨学金返済と貯金を並行する」選択をしました。

理由:

①第一種奨学金は無利子

無利子であれば、「早く返すメリット」は心理的な解放感だけです。お金として損をしているわけではない。

手元に現金を積み上げる方が、緊急時のリスクに対応できます。

②第二種は低利子(0.9%)

年利0.9%は、インフレ率や投資リターンを考えると「急いで返すべき借金」とは言いにくい水準です。繰り上げ返済の優先度は低いと判断しました。

③緊急予備費がない状態で返済を急ぐとリスク大

社会人1〜2年目で手元資金ゼロの状態で急病・失業・転居が重なると、消費者金融を頼ることになりかねない。

「奨学金を返しながら、生活防衛資金を積み上げる」が最優先だと考えました。


食費を月3万円以内に抑えた具体策

固定費は削りにくいが、食費は工夫次第で変えやすい。

実際にやったこと:

自炊の頻度を上げる(週5日)

週5日自炊、週末の外食は月2回まで、というルールにしました。

外食1回1,500〜2,000円として、週1→週0.5に減らすだけで月3,000〜4,000円違います。

食材の「まとめ買い」と「使い切り計画」

週1回スーパーで1週間分をまとめて購入。メニューを決めてから買い物するので食材を余らせない。

食材を腐らせて捨てることが「見えない食費の無駄」として意外と大きい。これを減らすだけで月1,000〜2,000円変わりました。

コンビニに入らないルール

コンビニは一度入ると必ず予定外のものを買います。「コンビニに入らない」を徹底しました。

スーパーのまとめ買いでペットボトルや菓子類も買うことで、コンビニに入る理由をなくしました。


スマホを格安SIMにした

社会人になった当初、キャリア(ドコモ)をそのまま使っていました。月8,000円。

1年目の家計見直しで格安SIMに切り替えました。

選んだのは当時のIIJmio(月2,500円程度)。電話番号はそのまま、乗り換え費用はゼロ。

月5,500円の削減。年間66,000円。

5年間で見ると33万円の差。これを貯金に上乗せできたのは大きかった。


3年目:NISAを始めた

貯金が60万円を超えたあたりで、NISA(当時のつみたてNISA)を始めました。

貯金のペースを月40,000円→月25,000円に落として、差額の月15,000円をNISAに回す形にしました。

理由:

NISAを始めてから2年で、投資残高は元本36万円が42万円になっています(含み益6万円)。


5年間の実績

年次年間貯蓄(先取り)奨学金返済額年収
1年目37万円198,000円手取り264万円
2年目43万円198,000円手取り274万円
3年目40万円(NISA開始)198,000円手取り285万円
4年目41万円(NISA込み)198,000円手取り290万円
5年目43万円(NISA込み)198,000円手取り300万円

5年合計貯蓄:約204万円 5年合計奨学金返済:約99万円 NISA残高(含み益込み):約42万円


奨学金があっても貯めるための3つのポイント

5年間で気づいたことをまとめます。

①奨学金の返済も「固定費」として最初から予算に組み込む

「返済があるから貯金できない」という思い込みを外す。返済分を除いた残りで生活設計を組む。

月16,500円の返済は「最初からない収入」として扱う。この感覚が続けるコツでした。

②先取り貯金は「余裕がないときほど」有効

「余ったら貯金する」は機能しない。給料日に自動的に別口座へ移す設定をすることで、迷う余地をなくす。

③奨学金の「繰り上げ返済」より「生活防衛資金の確保」を先にする

繰り上げ返済したくなる気持ちは理解できます。心理的に楽になる。でも手元資金がゼロの状態で何か起きたとき、より高利の借金(消費者金融など)を頼るリスクの方が大きい。

まず生活費3〜6ヶ月分の現金を確保してから、繰り上げ返済を検討した方が合理的です。


「奨学金がある=貯めにくい」は本当か

結論として、奨学金の返済があっても貯めることはできます。

ただし「何も考えずに貯まる」という環境ではない。意識して仕組みを作る必要がある。

先取り貯金・格安SIM・食費管理・NISA。どれも難しいことではなく、「決めたことを続ける」だけです。

「返済があるから仕方ない」と諦めている人に届けばと思います。

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本記事は2026年時点の情報に基づいています。奨学金の返済条件・利率は借入時期によって異なります。詳細は日本学生支援機構(JASSO)の公式サイトをご確認ください。


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