「あおぞら銀行の金利が高い」と聞いて調べたら、GMOあおぞらネット銀行も出てくる。
その中にはHabittoという名前もあって、どの口座に預ければ何%になるのか、迷いませんか。
この記事では、あおぞら銀行BANKと、Habittoで使うGMOあおぞらネット銀行ハビト支店を、100万円・200万円・300万円で比べます。
2026年10月13日に公式の金利表を確認したところ、100万円以下の部分はBANKが年1.2%、ハビト支店が年0.8%でした。
100万円を動かさず1年間置き、金利も変わらないと仮定すると、税引後利息の差は約3,187円。
月に直すと約266円です。
僕は、この差だけで口座を増やすかどうかは決めにくいと思っています。
近くのATMを使うたびに手数料がかかるなら、その差は小さくなるからです。
まず金利の対象となる口座を確認して、そのあとに「自分の使い方なら、いくら残るか」を見ていきます。
同じ「あおぞら」でも、銀行と支店が違う
今回比べるのは、次の2つです。
| 比較する口座 | 預金を預ける銀行 | 100万円以下の部分 | 100万円を超える部分 |
|---|---|---|---|
| あおぞら銀行BANKの円普通預金 | あおぞら銀行 | 年1.2% | 年0.75% |
| Habittoのハビト支店円普通預金 | GMOあおぞらネット銀行 | 年0.8% | 年0.4% |
金利は2026年10月13日確認、年率・税引前です。
出典はあおぞら銀行の金利一覧とGMOあおぞらネット銀行の個人口座金利です。
あおぞら銀行の公式FAQでも、GMOあおぞらネット銀行は「グループ会社の別の銀行」と説明されています。
名前が似ているからといって、口座や金利が共通になるわけではありません。
そして、同じ銀行の中でも支店や商品が違います。
あおぞら銀行の年1.2%はBANKの円普通預金が対象で、有人店舗の普通預金ではありません。
GMOあおぞらネット銀行の年0.8%も、ハビト支店口座の残高だけが対象です。
通常の円普通預金は、公式金利表では10月31日まで年0.4%、11月1日以降は年0.5%と分けて掲載されています。
「GMOあおぞらの口座を持っているから0.8%のはず」と決めつけず、支店名まで見る必要があります。
Habittoは銀行そのものの名前ではなく、専用口座と連携して使うアプリです。
GMOあおぞらネット銀行のHabitto案内によると、ハビト支店の利用にはHabittoアプリが必要で、口座だけの利用はできません。
僕なら、金利の比較をする前に、いま使っているアプリに表示される銀行名・支店名をメモします。
ここを間違えると、その先の計算がきれいでも、自分には当てはまらないんです。
100万円なら、差は年約3,187円
ここからは実際の残高ではなく、比較のための仮定です。
次の条件をそろえます。
- 元金を365日間、増減させずに置く。
- いまの金利がその期間中ずっと変わらない。
- 利息を元金に足して生じる複利効果は含めない。
- 利息にかかる税率20.315%を差し引く。
- ATM・振込などの手数料は、いったん含めない。
税引後の概算は「税引前利息×0.79685」で計算します。
20.315%という税率は、両行の公式金利ページに掲載されています。
100万円なら、全額が最初の金利区分に収まります。
BANK:100万円×1.2%×0.79685=9,562.20円。
ハビト支店:100万円×0.8%×0.79685=6,374.80円。
差は3,187.40円なので、約3,187円です。
1年間の差を12か月で割ると約266円。
「0.4ポイント違う」と言われるより、家計の中で考えやすくなると思います。
ただし、この数字は銀行から実際に入金される金額を1円単位で予言したものではありません。
実際の利息は毎日の残高、利払日、税額や利息の端数処理によって変わります。
あおぞら銀行BANKの利払日は年2回、2月・8月の第2金曜日の翌日です。
月約266円という表現も、毎月その差額が入金されるという意味ではありません。
年単位の差を、家計の感覚に合わせて言い換えた数字です。
200万円・300万円は、全額に高い金利を掛けない
ここが、今回いちばん気をつけたいところです。
100万円を超えたら、残高全体が低い金利になるわけではありません。
反対に、300万円の全額に年1.2%や年0.8%を掛けることもできません。
最初の100万円と、それを超えた部分を分けて計算します。
300万円を置く例なら、BANKの税引前利息はこうなります。
100万円×1.2%+200万円×0.75%=27,000円。
ハビト支店は、100万円×0.8%+200万円×0.4%=16,000円。
この税引前利息から20.315%を差し引いて、比較表にすると次のとおりです。
| 仮定する残高 | BANKの年税引後利息 | ハビト支店の年税引後利息 | 年間の差 |
|---|---|---|---|
| 50万円 | 約4,781円 | 約3,187円 | 約1,594円 |
| 100万円 | 約9,562円 | 約6,375円 | 約3,187円 |
| 200万円 | 約15,539円 | 約9,562円 | 約5,976円 |
| 300万円 | 約21,515円 | 約12,750円 | 約8,765円 |
各列は端数を四捨五入しています。
差の列も丸める前の金額同士で計算しているため、表示された2列を引いた数字と1円ずれる行があります。
たとえば200万円の差は、税引前で7,500円、税引後で5,976.375円です。
300万円の差は税引前で11,000円、税引後で8,765.35円。
残高が100万円増えるごとに、今回の2口座の税引後の差は年約2,789円増える計算になります。
それでも、これは金利が変わらないという仮定での比較です。
1年先の利息として確約されたものではありません。
すぐ使う予定の資金まで無理にまとめる理由にはしないでください。
近いうちに必要になるお金の置き方は、生活防衛資金の考え方でも整理しています。
金利差は、ATMや振込の使い方で小さくなる
100万円の金利差は年約3,187円でした。
ここに「口座を変えたことで増える手数料」があれば、差し引いて考えます。
たとえば、これは銀行の実際の料金ではなく、家計の比較用の仮定ですが、1回110円の手数料が月2回余分にかかるとします。
110円×2回×12か月=2,640円。
年約3,187円の金利差から引くと、残る差は約547円です。
数字だけ見ると高金利でも、出金のたびに払う使い方なら、ほんまに小さくなります。
だから「何%か」と一緒に「どのATMを月に何回使うか」を見たいんです。
あおぞら銀行BANKは、公式の普通預金案内によると、ゆうちょ銀行ATMの入出金が回数制限なしで無料です。
ただし、ほかの提携ATMまで全部無料という意味ではありません。
他行宛振込は、口座開設月の翌々月以降、取引状況に関係なく月9回まで無料と案内されています。
開設直後からその条件が適用されると思い込まないよう、開始時期も確認してください。
ハビト支店はカスタマーステージによって無料回数が変わります。
GMOあおぞらネット銀行の公式案内では、基本の1テックま君はATMが月2回、他行宛振込が月1回まで無料です。
さらに、1〜3テックま君のATM無料回数は、入金と出金を合計した回数という注意書きがあります。
月2回を「出金だけで2回」と数えないほうが安全です。
ステージを上げるために、外貨預金や必要のない買い物を増やすつもりは、僕にはありません。
普通預金の利息を比べたいのに、別のリスクや支出まで抱えたら、話が変わってしまうからです。
自分が無理なく使える無料回数の範囲で比較すれば十分だと思っています。
BANKが候補になる人、Habittoを続けてもいい人
同じ残高・同じ期間なら、今回の普通預金金利はBANKのほうが高い。
そのうえで、向いている使い方を分けます。
BANKが候補になるのは、使う時期が決まるまで現金を置いておきたい人や、近くのゆうちょ銀行ATMを使いやすい人です。
100万円を超える部分の金利も、今回のハビト支店との差は年0.35ポイントあります。
まとまったお金を置くなら、最初の100万円だけで判断せず、超過分を含む表を見る意味があります。
ただし、BANKだけで給与・引落し・ATMのすべてを都合よくまとめられるとは限りません。
いまの口座で支払いがきちんと回っているなら、それを急いで崩す必要はないと思います。
Habittoを続けてもいいのは、すでにハビト支店を使っていて、アプリでの残高確認や相談などを自分に合うと感じている人です。
新しいアプリ、カード、振込経路を管理する手間を、年約3,187円より重く見る判断もあります。
もちろん、相談機能を使わないなら、それを無理に長所として数える必要はありません。
今回の記事は利用レビューではなく、公式条件と計算の比較です。
僕自身が両口座を使って利息を受け取った実績や、相談を受けた感想は書いていません。
普段使いと貯める口座を分けるなら、銀行口座の使い分けも参考にしてください。
乗り換えが不要な人もいる
残高が少なく、近いうちに使う予定があるなら、金利差のために口座を増やす必要は薄いです。
50万円を1年間置く仮定でも差は約1,594円で、100万円の半分。
その半分の期間しか置かないなら、差もさらに小さくなります。
カードやログイン情報が増えることを負担に感じる人も、いまの口座を使い続ける判断でよいと思います。
必要なのは「高いほうを選べる知識」であって、全員が乗り換えることではありません。
また、Habitto内には普通預金以外の投資サービスもあります。
目標利回りと普通預金金利は、同じ意味の数字ではありません。
今回は円普通預金だけを比べています。
利回りが高く見えるからといって、元本保証のない商品を生活費の置き場として同列に並べないようにしてください。
普通預金の元本保護についても、預金保険には範囲があります。
あおぞら銀行の公式FAQでは、決済用預金を除き、1つの銀行で預金者1人あたり元本1,000万円とその利息までが保護されると説明しています。
「支店を分ければ、そのたびに1,000万円ずつ」ではありません。
GMOあおぞらネット銀行についても、同行の公式FAQは代表口座などを合算すると案内しています。
金利だけでなく、預ける銀行ごとの合計を把握しておくと落ち着いて比較できます。
今日確認するのは、銀行名と支店名
今回の比較では、100万円を1年置く仮定なら、BANKとハビト支店の税引後の差は約3,187円でした。
200万円なら約5,976円、300万円なら約8,765円。
大切なのは、100万円を超えた部分を分けて計算することと、手数料を引いたあとの金額で判断することです。
僕なら、今日は乗り換え申込みまで進まず、いまの口座の銀行名・支店名と、先月のATM利用回数を確認するところで止めます。
自分の条件をそろえてから計算するほうが、後で「思っていたのと違う」を減らせるからです。
金利の数字に気になっとう部分があっても、まず口座名から。
最新の金利は両行の公式ページで確認してください。
銀行間の金利比較を広く見るときは、主要銀行の普通預金比較もありますが、そちらは2026年8月の条件で書いた記事です。
今回の10月の数字と混ぜず、条件の見方を知るために使ってもらえればと思います。
本記事は2026年10月13日に確認した各行の公式情報に基づく比較です。利息は一定残高・一定金利・365日・複利効果なしの概算で、実際の入金額とは異なる場合があります。金利・手数料・サービス条件は変更されるため、利用前に各金融機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。個別の預け先を指定するものではありません。