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保険を使うと翌年の保険料はどう変わるか

28歳のとき、自転車が盗まれて火災保険の盗難補償を使おうか迷いました。「使ったら来年の保険料が上がる」と思い込んで請求をためらい、結局使わずじまい。後から調べたら火災保険は使っても翌年の保険料に影響しないと知り、数万円の補償を見逃したと後悔しました。年収350万円、貯金ほぼゼロだった私の経験からお伝えします。


1. 保険の種類によって「使ったときの影響」は全然違う

生命保険・医療保険を使うと、翌年の更新時に保険料が1〜2割上がる場合があります。保険会社から「リスクの高い人」と判定されるためです。100万円の保険金を受け取っても、翌年から月500円上がれば3年で1万8,000円の増額。差し引きすると98万円以上の実質メリットは残ります。保険金が大きければ請求する価値は十分あります。

一方、火災保険は使っても翌年の保険料に影響しないケースが多いです。盗難・水濡れ・自然災害など、補償対象の損害が発生したらすぐに請求すべきです。「使うと高くなる」という思い込みで請求しないのが最も損な判断です。

2. 自動車保険の事故1回で最大144,000円を追加負担するしくみ

自動車保険は等級制度で料金が決まります。事故を起こして保険金を請求すると、3等級下がります。20等級で月8,000円だった人が3等級落ちると月1万2,000円になり、年間4万8,000円の増額です。3年続くと合計14万4,000円の追加負担になります。

「でも大きな事故を起こしたら保険を使わざるを得ないのでは?」と感じた方へ——その通りです。数百万円の修理代や賠償金が発生する大事故なら、迷わず保険を使うべきです。問題は5〜10万円程度の小額修理のケースです。等級ダウンによる3年分の増額と比較して、自費修理の方が安いなら使わない選択が合理的です。

3. 保険を使うかどうか迷ったとき。3ステップで判断する

判断の手順はシンプルです。

  1. 保険金の受取見込み額を保険会社に確認する
  2. 使った場合の翌年以降3年間の保険料増額を計算する
  3. 保険金が増額分を大幅に上回るなら請求する。小差なら自費で対処する

「でも計算が面倒でどうすればいいかわからない……」と感じた方へ——保険会社のコールセンターに電話して「この請求をした場合、翌年の保険料はどう変わりますか」と聞くだけで答えてもらえます。この一本の電話で、数万円から数十万円の判断ができます。今後は損害が発生したとき、まず請求前に電話確認する習慣をつけてください。


次の記事では【共済と民間保険の違いと選び方】をお伝えする。



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