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住宅ローンの基本。金利の仕組みを理解する

「金利が低ければいい」という話を聞いて変動金利を選んだ先輩を見て、私は同じ轍を踏まないように金利の仕組みを徹底的に調べました。29歳のとき、「変動」の意味を正確に理解しないまま大きな借金の契約をしてしまう恐ろしさを目の当たりにしたからです。年収350万円、貯金ほぼゼロだった私の経験からお伝えします。


問題:住宅ローンの金利を「なんとなく」で選んでいないか

住宅ローンは人生最大の借金です。3,000万円を35年かけて返す契約は、毎月の返済だけで数万円の差が生まれ、総額では数百万円の違いになります。

にもかかわらず、多くの人が「変動金利の方が安いから」「銀行の担当者に勧められたから」という理由だけで選んでいます。仕組みを理解しないまま選んだ金利タイプは、将来の家計を大きく狂わせるリスクがあります。


「金利なんて少し違うだけ」という誤解を解く

0.5%の差なんて大したことないと思っていませんか。実際に計算するとその認識は変わります。

3,000万円を35年で借りた場合の総返済額:

1.0%と2.0%の差は550万円以上です。毎月の返済額でも1万円以上の差になります。

「でも日本は低金利が続いているし、変動でも安心では?」という声はよく聞きます。しかし、2022年から日本銀行の金利引き上げが始まっています。変動金利を選んでいる人は、近い将来、返済額の増加に直面する可能性が十分あります。「今が低いから大丈夫」は、過去の常識です。


仕組みを理解する:固定金利と変動金利の本質的な違い

固定金利は、契約時の金利が返済終了まで変わりません。3,000万円を35年・金利1.5%で借りれば、最後の返済日まで毎月約9.5万円です。返済額が変わらないので家計管理が簡単で、教育費や老後資金の計画も立てやすいのが特徴です。

変動金利は、市場金利の変動に応じて半年ごとに金利が見直されます。今は1.0%でも、3年後に2.0%に上がる可能性があります。初回の返済額は固定金利より安い(同条件で約8.6万円)ですが、金利上昇時には返済額が増えます。

どちらが「正解」かは、あなたの状況によって変わります。「安心を買いたい」なら固定金利。「金利上昇に対応できる十分な貯蓄がある」「繰り上げ返済を積極的に行う予定がある」なら変動金利を検討できます。


解決策:ローン選びの3つのチェックポイント

チェック1:返済額が月収の何割か

返済額が月収の25%以下に収まるのが理想です。金融機関の目安は30〜35%ですが、これを上限にすると生活が苦しくなるリスクがあります。月収30万円なら月7〜8万円の返済が現実的な上限です。

チェック2:金利が1%上がったら返済額はいくらになるか

変動金利を選ぶなら、必ずこのシミュレーションをしてください。銀行のウェブサイトにあるシミュレーターで、現在の金利に1%加えた条件で計算してみましょう。その金額でも生活できるかを確認することが、変動金利を選ぶ最低条件です。

チェック3:ローン返済と並行して貯蓄できるか

住宅ローンの返済だけが家計ではありません。子どもの教育費、車の買い替え、親の介護費用など、35年の間にさまざまな支出が発生します。返済後も毎月3〜5万円の貯蓄ができる家計設計になっているかを必ず確認してください。


住宅ローンは「今月いくら払えるか」だけでなく、「35年後まで払い続けられるか」の視点で選ぶものです。この3つのチェックを通過してから契約することが、後悔しない住宅購入の第一歩です。


明日の内容は「変動金利と固定金利どちらを選ぶべきか」についてお話しします。お楽しみに!


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