複数の借金を抱えている人が最速・最安で完済するための2つの戦略を解説します。知っているかどうかで、完済までの期間と支払い利子の総額が大きく変わります。
借金の現状確認
まず全ての借入れを一覧にします。
| 借入先 | 残高 | 金利 | 最低返済額 |
|---|---|---|---|
| カードローンA | 50万円 | 18% | 1万円 |
| 奨学金 | 200万円 | 1% | 1.5万円 |
| 自動車ローン | 100万円 | 3% | 1.5万円 |
この一覧を作ることが返済戦略の第一歩です。
アバランチ法(金利の高い順に返済)
最も利子を節約できる数学的に正しい方法です。
やり方
- 全ての借入れに最低返済額を払う
- 余剰資金は最も金利が高い借入れに集中投下
- 最高金利の借入れが完済したら、次に高い金利の借入れへ
メリット
- 支払う利子の総額が最小になる
- 数学的に最も効率が良い
デメリット
- 完済する借入れが出るまでに時間がかかることがある
- モチベーションが維持しにくい場合がある
スノーボール法(残高が少ない順に返済)
心理的なモチベーションを維持しやすい方法です。
やり方
- 全ての借入れに最低返済額を払う
- 余剰資金は残高が最も少ない借入れに集中投下
- 1つ完済したら次の残高が少ない借入れへ
メリット
- 早期に「完済」の達成感を得られる
- 心理的なモチベーションが続きやすい
デメリット
- アバランチ法より利子の総額が多くなることがある
どちらを選ぶべきか
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 数字で管理したい・利子を最小化したい | アバランチ法 |
| 達成感でモチベーションを保ちたい | スノーボール法 |
| カードローン・消費者金融がある | アバランチ法(高金利から先に) |
| 小さな借金が複数ある | スノーボール法 |
実際の計算例
借入り状況:
- カードローン:残高30万円、金利18%、月1万円
- 奨学金:残高200万円、金利1%、月1.5万円
月に追加で2万円返済に充てられる場合:
アバランチ法(カードローンから先):
- カードローンを月3万円で返済 → 約11ヶ月で完済
- その後奨学金を月3.5万円で返済
- 支払い利子合計:約5.2万円
スノーボール法(カードローンから先 ※この場合は同じ結果):
- 残高が少ない=金利が高いカードローンから → 結果は同じ
この例では2つの方法が一致しますが、複数の借入れがある場合に差が出ます。
リボ払いはすぐにやめる
クレジットカードのリボ払いは年率15〜18%の最悪の借入れです。アバランチ法で最優先に返済を。
リボ払いをやめるには:
- 今後の支出は全て「1回払い」にする
- 現在のリボ残高は毎月最大限返済する
- 残高がゼロになったらリボ払い機能を解約する
家計全体の把握から始める
借金返済を加速するには、まず「毎月いくら返済に回せるか」を把握することが重要です。
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借入れ残高・毎月の返済額・家計全体の収支を一元管理。「あといくらで完済できるか」を可視化して返済モチベーションを保ちましょう。
まとめ
借金返済の戦略:
- 全ての借入れを一覧にして金利・残高を把握する
- アバランチ法(高金利優先)またはスノーボール法(少額優先)を選ぶ
- リボ払いは最優先で解消する
- 完済したら解放された返済額を投資に回す
借金がある間は投資より返済が優先です(金利18%の借金を持ちながら年利5%の投資をするのは合理的でない)。まず完済して、それから投資です。