新NISAには生涯非課税枠が1,800万円あります。「全部埋めたい」と思う人も多いですが、現実的にいつまでに埋められるか、年齢・収入別に考えます。
新NISAの枠の整理
| 種類 | 年間上限 | 生涯上限 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円/年 | 1,800万円(共通) |
| 成長投資枠 | 240万円/年 | 1,200万円(上限) |
| 合計 | 360万円/年 | 1,800万円 |
年間最大360万円(月30万円)投資すれば、5年で満額になります。
年収別・1,800万円を埋めるシミュレーション
| 年収 | 年間投資可能額(目安) | 埋める年数 |
|---|---|---|
| 300万円 | 月3万円(年36万円) | 50年 |
| 500万円 | 月6〜8万円(年72〜96万円) | 19〜25年 |
| 700万円 | 月10〜15万円(年120〜180万円) | 10〜15年 |
| 1,000万円以上 | 月20〜30万円(年240〜360万円) | 5〜8年 |
多くの会社員にとって「1,800万円を全部埋める」ことより、「できる範囲で長期積立を続ける」ことの方が現実的です。
年齢別の戦略
20代:少額でも「始める」ことが最優先
月1〜3万円から始めて投資習慣を作る。運用期間が長いため、少額でも複利効果が大きい。
月3万円を40年積立(年利5%): → 約4,572万円(元本1,440万円)
30代:積立額を増やして本格化
子育て・住宅費がある中でも、手取りの15〜20%を目標に。月5〜8万円が現実的。
40代:老後まで20〜25年。加速投資の時期
積立額を最大化。ボーナスも成長投資枠でスポット投資。
50代:残り10〜15年でできるだけ埋める
毎月の積立に加え、退職金の一部をNISAに充てる計画を立てる(引退後も非課税枠は使える)。
1,800万円を「全部埋める」必要はない
1,800万円の非課税枠は「上限」であって「目標」ではありません。
例えば月5万円を30年積立(年利5%)すれば:
- 元本:1,800万円
- 運用後:約4,161万円
非課税枠の1,800万円を超えた1,361万円分の利益が非課税になります。これだけでも十分大きな恩恵です。
大切なのは「始めて、続けること」
新NISAの恩恵を最大化するには「早く始めて、長く続ける」ことが最も重要です。
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まとめ
- 年間最大360万円投資で5年、月3万円なら50年かかる
- 多くの人には「全部埋める」より「長期継続」が現実的
- 年齢・収入に合わせた「無理のない最大額」で始める
- 早く始めるほど複利効果が大きくなる