「新NISAを始めたいけど、何を買えばいいかわからない」——これは多くの初心者がぶつかる疑問です。
結論から言います。2026年時点で初心者に最もおすすめなのは以下の3本のどれかです:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
この3本から1つ選んで、毎月積み立てるだけで十分です。
この記事でわかること
- インデックスファンドを選ぶ3つの基準
- おすすめファンド3選の比較と特徴
- NISAの積立設定方法(楽天証券・SBI証券)
- 「いくら積み立てるか」の考え方
- よくある質問(FAQ)
ファンドを選ぶ3つの基準
① 信託報酬(コスト)が低いか
信託報酬は保有中に毎年かかるコストです。年0.5%と年0.1%では、30年後に数百万円の差が出ます。
目安:年0.1〜0.2%以下を選ぶ
② 分散効果が高いか
投資先が1カ国・1業種に偏っていると、その国・業界が不調な時に大きく下がります。世界全体に分散しているほどリスクが分散されます。
③ 運用資産残高(純資産)が大きいか
純資産が少ないファンドは、急に運用が終了する(繰上償還)リスクがあります。残高が大きいほど安定しています。
おすすめファンド3選
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
おすすめ度:★★★★★(最も迷ったらこれ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資対象 | 世界約3,000社(日本・米国・欧州・新興国を含む) |
| 信託報酬 | 年0.05775% |
| 純資産残高 | 約4兆円(2026年時点) |
| 特徴 | 世界全体に分散。「これ1本で十分」という声が多い定番商品 |
こんな人向け:「とにかく世界全体に分散したい」「1本で全部完結させたい」
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
おすすめ度:★★★★★(米国集中で高リターン狙い)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資対象 | 米国の主要500社(Apple・Microsoft・Amazon等) |
| 信託報酬 | 年0.09372% |
| 純資産残高 | 約7兆円(2026年時点) |
| 特徴 | 過去の長期パフォーマンスが非常に高い。ただし米国集中リスクあり |
こんな人向け:「米国経済の成長を信じる」「過去実績の高さを重視する」
③ 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
おすすめ度:★★★★☆(楽天証券ユーザーにコスト的に有利な場合あり)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投資対象 | 全世界株式(オルカンとほぼ同じ分散) |
| 信託報酬 | 年0.0561%(2024年値下げ後) |
| 純資産残高 | 成長中 |
| 特徴 | 楽天証券での積立に特化。信託報酬がeMAXIS Slimより低いケースがある |
こんな人向け:「楽天証券でコストを極力下げたい」
3ファンドの比較表
| 比較項目 | オルカン | S&P500 | 楽天オルカン |
|---|---|---|---|
| 投資先 | 世界全体 | 米国のみ | 世界全体 |
| 信託報酬 | 0.05775% | 0.09372% | 0.0561% |
| 分散度 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 過去パフォーマンス | 高い | 最も高い(米国集中) | 高い |
| 初心者向け | ◎ | ◎ | ◎ |
3つともコスト・品質ともに世界最高水準のファンドです。どれを選んでも「失敗」ではありません。
NISAの積立設定方法
楽天証券の場合
- 楽天証券にログイン
- 「NISA」タブを選択
- 「積立注文」をクリック
- ファンドを検索(「eMAXIS」または「楽天オルカン」等)
- 積立金額・積立日を設定
- 楽天カードによるクレカ積立を選択(ポイント付与)
- 設定完了
楽天カード
楽天証券でのNISA積立をクレカ払いにすると、0.5〜1%のポイントが付与されます。年会費無料・積立との相性が抜群。
SBI証券の場合
- SBI証券にログイン
- 「NISA」→「積立注文」を選択
- ファンドを検索して選択
- 積立金額を設定
- 三井住友カード(NL)でのクレカ積立を選択(ポイント付与)
- 設定完了
いくら積み立てるべきか
基本の考え方:「手取りの10〜20%を目安に」
| 手取り | 積立目安(10%) | 積立目安(20%) |
|---|---|---|
| 20万円 | 2万円/月 | 4万円/月 |
| 25万円 | 2.5万円/月 | 5万円/月 |
| 30万円 | 3万円/月 | 6万円/月 |
生活が苦しくならない金額から始めましょう。月1万円でも始めることに意味があります。
よくある質問(FAQ)
Q1. オルカンとS&P500、どちらが絶対いいですか?
A. どちらも優れたファンドです。「どちらが将来のリターンが高いか」は事前にわかりません。「米国だけに集中したくない」→オルカン、「米国の成長に強く賭けたい」→S&P500、という考え方で選ぶのが一般的です。迷ったらオルカンで問題ありません。
Q2. 毎月購入するタイミングはいつがいいですか?
A. 積立設定をすれば毎月自動で購入されます。「今の価格が高いから」「暴落しそうだから」という理由で購入タイミングを変えることは、長期積立投資では効果が低いとされています。毎月同じ日に同じ金額を積み立て続けるドルコスト平均法が基本です。
Q3. NISAの積立枠(年120万円)とは何ですか?
A. 新NISAには年120万円の「つみたて投資枠」と年240万円の「成長投資枠」があります。初心者は「つみたて投資枠」でインデックスファンドを積み立てるのが基本です。両枠を合わせた生涯非課税枠は1,800万円です。
Q4. 途中で売却してもいいですか?
A. NISAはいつでも売却できます。売却後は売却分の投資枠が翌年以降に復活します。ただし長期積立の効果を最大化するため、老後まで売却しないことが推奨されます。
まとめ:今日できること
- 楽天証券またはSBI証券でNISA口座を開設する
- eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を選ぶ
- 月1万円〜のクレカ積立を設定する
- あとは毎月自動で積立→放置
難しいことは何もありません。 口座開設→ファンド選択→積立設定で完了です。