「S&P500と全世界株式、どちらがいいですか?」は新NISA初心者から最も多く受ける質問です。両者の違いと、正直な結論をお伝えします。
両者の基本情報
| 項目 | S&P500 | 全世界株式(オルカン) |
|---|---|---|
| 投資対象 | 米国大型500社 | 全世界50カ国以上・約3,000銘柄 |
| 米国比率 | 100% | 約62% |
| 代表ファンド | eMAXIS Slim 米国株式 | eMAXIS Slim 全世界株式 |
| 信託報酬 | 0.09372% | 0.05775% |
| 過去10年リターン(円換算) | 約430% | 約310% |
S&P500の強み・弱み
強み
- 過去10〜20年の実績は全世界株式より優秀
- 世界を代表する企業(Apple・Microsoft・Amazon等)に集中投資
- シンプルで分かりやすい
弱み
- 米国1国集中(地政学リスク・米国経済の悪化で直撃)
- 「過去20年が良すぎた」だけかもしれない
- 米国の覇権が今後も続く保証はない
全世界株式の強み・弱み
強み
- 真の意味での地理的分散
- 「どの国が次に成長するか分からない」問題を解決
- 世界経済全体に乗る安心感
弱み
- 米国比率が高いため、S&P500との差が小さい
- 新興国が含まれるため、リスクが若干高い場合も
正直な結論
どちらでも正解です。
両者の違いは「米国に100%か62%か」という比率の問題です。長期では世界経済全体が成長するという前提に立てば、どちらも期待リターンは大きく変わりません。
| 選ぶなら | こんな人向け |
|---|---|
| S&P500 | 米国経済への信頼が強い人・よりシンプルにしたい人 |
| 全世界株式 | 分散を最大化したい人・「正解か分からないから全部」で安心したい人 |
一番やってはいけないこと:迷い続けて何も始めないこと。
両方買うのはアリ?
S&P500と全世界株式を両方持っても、全世界株式の62%はS&P500と同じです。「全世界株式1本」で十分分散されているため、両方買う必要はありません。
どうしても迷うなら全世界株式1本で始めて、慣れてきたらS&P500を追加するのも一つの方法です。
まず始めることが最優先
タイミングや銘柄選びより、「始めること」の方が100倍重要です。
月1万円を20年積み立てた場合(年利5%想定):
- 元本:240万円
- 運用後:約411万円(+171万円)
これが「S&P500か全世界株式か」で悩んでいる間に積み立てを始めなかった損失より、はるかに大きいです。
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まとめ
- S&P500と全世界株式の差は「米国比率が100%か62%か」
- 長期では両者のリターン差は縮まる可能性が高い
- 迷ったら全世界株式1本でシンプルに始める
- タイミングより「始めること」が最優先