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生命保険料控除を最大限に活用する

毎年、年末調整の時期になると保険会社から証明書が届く。「なんとなく会社に出す書類」として処理してきた28歳のころ、その制度を正しく理解していれば年間2万円以上が手元に残っていたと後で気づいた。10年間で20万円以上、使わなかった節税枠を見送り続けていたことになる。


1. 生命保険料控除って、実は「タダでお金がもらえる」制度

生命保険料控除とは、支払った保険料の一部を税計算の対象から差し引いてくれる制度だ。「納める税金を減らしてくれる」ということ。

年収500万円のサラリーマンが月1万円(年12万円)の生命保険に加入していた場合、生命保険料控除により所得税と住民税を合わせて毎年約2万4000円が節税できる。20年加入すれば48万円の節税効果だ。

この制度には3つの種類がある。①一般生命保険料控除、②介護医療保険料控除、③個人年金保険料控除。最大で3つすべてを利用できるため、うまく組み合わせればさらに大きな節税効果が出る。

「でも保険証券を見たことがない…」という人も今日から始められる。まず保険会社から送られてくる「保険料控除証明書」を探すだけでいい。

2. あなたの家計に合わせた「保険の選び方」が鍵

生命保険料控除を最大限に活用するには、戦略的に選ぶ必要がある。

控除の上限額は年間12万円(所得税分)だ。つまり年間12万円の保険料を支払えば、それ以上払っても控除額は増えない。

重要なのは保険の「種類」を意識すること。同じ保険料でも、一般生命保険と介護医療保険では控除額の計算が異なる。「死亡保障」と「医療保険」の両方が必要なら、一般生命保険料控除と介護医療保険料控除の両方を活用できる。

配偶者がいる場合、配偶者も同じ枠を使える。あなたが年12万円、配偶者も年12万円なら、世帯全体で年24万円の控除が可能で、年間4万8000円の節税効果になる。

「でも節税のためだけに保険に入るのはどうか…」という疑問は正しい。必要な保障を確保しながら控除を最大化するというのが正しい考え方だ。保険の種類と金額を見直すだけで、今の保険料のまま控除を増やせるケースもある。

3. 今すぐ実行できる「3ステップアクション」

ステップ1:現在の保険をチェックする 保険証券を手元に出す。確認すべき項目は「保険の種類」「年間保険料」「保険料控除証明書の有無」の3点。見当たらない場合は保険会社に電話して再発行を依頼する。

ステップ2:年末調整の書類に記入する 11〜12月に会社から届く「給与所得者の保険料控除申告書」に、保険料控除証明書を添付して提出する。これだけで控除が反映される。

ステップ3:不足分があれば検討する 現在の保険料が年間6万円で上限の12万円に達していないなら、残り6万円分の保険を検討する価値がある。ただし必要な保障を確保することが前提だ。


今日できる最小アクション: 保険会社から届いた「保険料控除証明書」を探して、年末調整書類と一緒に保管する(5分)。



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