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経費として計上できるものの正しい判断基準

28歳で副業を始めた初年度の確定申告、私は経費をゼロで申告した。「グレーなら入れない方が安全」と思い込んでいたからです。後で計算したら、本来計上できた経費は年間42万円。その年の取り損ねた節税額は約8万円でした。


「これって経費になるの?」と迷って何も計上しないでいませんか?経費を正しく把握していない人は毎年平均8万円以上を損しています。判断基準は1つだけです。この記事でその基準を身につければ、今年から確実に手取りが変わります。


1. 経費の判断は「事業との関連性」という1点だけ

経費として認められるかどうかの基準は、その支出が事業に直結しているか、という1点です。税務署が見るのは客観的な関連性であり、あなたの主観的な都合ではありません。

国税庁の基準では、経費とは「事業を営むために直接または間接的に必要な費用」と定義されています。売上を得るためにどうしても必要な支出かどうかが問われます。

具体例を挙げます。フリーランスの営業コンサルタントがクライアントとのカフェ打ち合わせで払ったコーヒー代は経費です。友人との個人的なランチ代は経費になりません。判断の鍵は「事業のために必要だったか」という客観性です。

月の売上が100万円で経費が40万円なら課税所得は60万円。経費が50万円なら所得は50万円。この10万円の差が年間では120万円の節税につながります。

2. グレーゾーンを正しく判断する3つの典型例

実務では判断に迷う支出が必ず出てきます。ここを正確に処理できるかが手取りを大きく左右します。

家賃は自宅で仕事をしている場合、全額ではなく仕事用スペースの面積比率分だけ計上できます。総面積100㎡の家で20㎡を専用仕事部屋にしていれば、家賃の20%が経費です。月10万円の家賃なら年24万円が経費になります。

通信費はスマートフォン代の私用と事業用の比率で按分します。月額5,000円で事業用50%なら月2,500円、年3万円が経費です。全額計上は税務調査で指摘されるリスクがあります。

セミナー代は事業に関連する内容なら全額経費になります。営業スキル向上セミナーへの参加費15,000円は全額経費です。自己啓発が目的の場合は事業との関連性を明確に説明できなければ経費外になります。

「でも事業との関連をどう説明すればいいかわからない…」という方へ。「この支出がなければ売上は得られなかったか?」という問いに答えられれば十分です。その答えをメモに残しておくだけで、税務調査への備えになります。

3. 経費管理を確実にする記録の鉄則

経費を正しく判断するだけでは不十分です。記録がなければ「証拠がない」という事態になります。

領収書には「日付・金額・利用内容・事業との関連性」を記録するのが鉄則です。「2024年1月15日、クライアントとのカフェ打ち合わせ代2,800円」という記録があれば完璧です。「飲食費2,800円」だけでは税務調査で説明できません。

クレジットカード決済を活用すれば銀行やカード会社の記録が自動で残ります。領収書をなくしても取引履歴が証拠になります。マネーフォワードやMoneytreeの無料アプリなら、カード決済を自動取り込みしてカテゴリ分けまで行ってくれます。毎日数分の確認で、年間の経費状況が見える化されます。

「でもアプリの設定が面倒で続けられる自信がない…」という方へ。設定は最初の30分だけです。一度連携してしまえば、あとは自動で記録されます。確定申告の時期に慌てる必要がなくなります。


次の記事では【セルフメディケーション税制とは何か】をお伝えする。


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