Skip to content
お金と、少しずつ仲良くなる
Go back

暗号資産の税金計算の基本ルール

これは、暗号資産で利益が出たのに確定申告を忘れた人、またはこれから始める人のための話だ。


31歳のとき、ビットコインで約60万円の利益が出て小躍りした。ところが確定申告の時期になって調べてみると、雑所得として最大55%課税されることがわかり、実際の手取りが想定より大幅に少なかった。「売っただけじゃないと課税されない」と思っていたのが間違いだった。


申告漏れが発覚すると、税額が1.4〜1.5倍になる

暗号資産の利益は「雑所得」に分類され、最大55%(所得税45%+住民税10%)がかかる。年間100万円の利益でも、最悪55万円が税金で消える。

それでも申告しなかった場合はさらに深刻だ:

「バレなければいい」という話ではなく、取引履歴は取引所が税務署に報告している。申告しなければほぼ確実に追いつかれる。


3ステップで正しく管理する

ステップ1:課税タイミングを正確に把握する 課税が発生するのは「売却時」だけではない。

ステップ2:取得原価の計算方法を決める 複数回に分けて購入した場合、どの価格を使って利益を計算するかで税額が変わる。国税庁が認める「移動平均法」か「総平均法」を選び、一度決めたら継続する。

ステップ3:専用ツールで自動集計する クリプタクト・Koinlyなどの専用ツール(月額1,000円前後)を使えば、複数取引所の取引履歴を自動集計できる。申告漏れリスクを大幅に減らせる。


「少額の取引だから申告しなくていいんじゃ?」という方へ。 給与所得者は年間の雑所得(暗号資産・副業など合計)が20万円を超えると確定申告が必要だ。20万円は決して高いハードルではない。「わずかな取引だから」という油断が、後から大きなペナルティになる。


今日からできる最小アクション

今月分の取引履歴を各取引所からダウンロードしておく。 年末にまとめてやろうとすると膨大な手間になる。月次でダウンロードしてフォルダに保存するだけで、確定申告が格段に楽になる。5分の習慣が、春の申告作業を一晩で終わらせる。


「損益通算って暗号資産でもできるの?」という方へ。 暗号資産の損失は同じ「雑所得」カテゴリ内でのみ損益通算できる。FX取引やアフィリエイト収入と相殺することは可能だ。ただし株式投資の利益とは通算できない。区分が異なるため、自分がどのカテゴリの所得と組み合わせられるかを確認しておくことが節税の基本だ。


次の記事では「税理士に相談すべきタイミングの見極め方」を解説する。暗号資産・副業・不動産など複数の収入が絡む場合、専門家に頼むべきかどうかの判断基準をお伝えする。


Share this post on:

Previous Post
税理士に相談すべきタイミングの見極め方
Next Post
不動産投資の税金メリットとデメリット