28歳のとき手取り20万円から「毎月5万円貯金する」と決めたが、実際に貯められたのは月1万円がやっとだった。「たった1万円じゃ意味ないか」と何度も挫けそうになった。でも今振り返ると、あの1万円を続けたことが5年で500万円を貯めた土台になっていた。
「少額だから始めても仕方ない」と放置した人が払う代償は大きい。銀行に30年預けた場合と年利7%で運用した場合の差は860万円だ。毎月1万円という同じ金額なのに、始めるか始めないかだけでこれだけの差が生まれる。
銀行預金と投資、30年後の差は860万円?
まず「ただ貯金した場合」と「投資信託で運用した場合」の違いを数字で見てみよう。
毎月1万円を積み立てた場合の試算
| 期間 | 銀行貯金(年利0.02%) | 投資(年利5%想定) | 投資(年利7%想定) |
|---|---|---|---|
| 5年後 | 約60万円 | 約68万円 | 約71万円 |
| 10年後 | 約120万円 | 約155万円 | 約174万円 |
| 20年後 | 約240万円 | 約411万円 | 約520万円 |
| 30年後 | 約360万円 | 約832万円 | 約1,220万円 |
銀行に30年預けたら360万円。同じ金額を年利7%で運用すると1,220万円。差は860万円だ。
「でも年利7%なんて非現実的でしょ…」と感じた方へ。過去30年の全世界株式インデックスの平均リターンは年6〜8%程度で推移している。将来の保証はないが、「あり得ない数字」ではない。実際に多くの長期投資家がこの水準のリターンを得ている。
時間が経つほど加速する複利の力とは?
「複利は人類最大の発明」という言葉がある。月1万円×年利5%で10年間積み立てると:
- 投資元本:120万円
- 運用益:約35万円
- 合計:約155万円
さらに10年(合計20年)続けると:
- 投資元本:240万円
- 運用益:約171万円
- 合計:約411万円
最初の10年で35万円の運用益だったのに、次の10年では136万円も増えている。時間が経つほど「お金がお金を生む」スピードが加速するのが複利の本質だ。だからこそ今日から始めることが最強の戦略になる。
明日から始めるための3ステップ
ステップ1:生活防衛資金を先に確保する
月の生活費が15万円なら45〜90万円を普通預金に置く。これがないまま投資を始めると、急な出費のたびに解約することになり複利効果が台無しになる。
ステップ2:ネット証券でNISA口座を開く
SBI証券か楽天証券がおすすめ。どちらも最短1週間で口座開設できる。証券会社選びに迷いすぎて行動が遅れることが一番の損失なので「早く動く」を優先する。
ステップ3:月1万円の積立設定をして放置する
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を月1万円で積立設定する。毎月自動で購入されるので、見ない・触らない・売らないを守るだけでいい。
「でも1万円を投資に回す余裕なんてない…」と感じた方へ。月1万円は日々で換算すると333円だ。コンビニのコーヒーを1本減らすだけで捻出できる金額だ。最初は3,000円でも5,000円でもいい。金額より「続けること」の方がはるかに大事だ。
まとめ
- 月1万円でも20年・30年続ければ元本の2〜3倍以上に育つ
- 「少額だから意味がない」は大きな勘違いで、複利は時間をかけるほど力を発揮する
- 始める前にやることは「生活防衛資金確保→NISA口座開設→積立設定」の3ステップだけ
次の記事では【ドルコスト平均法で価格変動リスクを減らす方法】をお伝えする。
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