「株式投資を始めようと思ったけど、日本株と米国株、どっちにすればいいのかわからなくて結局何も買えていない」——その迷いの間に時間だけが過ぎていく。どちらが正解かを探している間に、どちらでもない「現金のまま置いておく」という最もリスクの高い選択を続けている。
100万円を20年間投資したとき、米国株(S&P500、年平均約10%)なら約670万円になる。日本株(日経平均、年平均約3〜4%)なら約220万円。その差450万円が、「どちらにするか迷った」コストだ。「完璧な選択」を探すより、「早く動く」方が結果に圧倒的に差が出る。
ステップ1:成長性なら米国株、配当安定なら日本株を基準にする
米国株式市場の時価総額は約40兆ドルで、日本市場の約7倍の規模だ。AppleやMicrosoft、Googleなどのグローバル企業が集中しており、世界経済の成長をそのまま取り込める。過去20年の年平均成長率は約10%で、長期保有の威力が最も大きい。
日本株の強みは配当利回りだ。日本企業の平均配当利回りは2〜3%で、高配当銘柄なら4〜5%を超えるものも多い。100万円投資すれば年2〜3万円の配当が安定して入る。ただし米国株の配当には米国源泉税10%が追加されるため、日本株の方が税引き後の手取りが有利になるケースがある。
「米国株は円安のリスクがあると聞いたが…」 リスクであると同時に、円安が進めば米国株の円換算リターンは上がる。為替リスクは日本株にも形を変えて存在する(輸入コスト上昇、内需縮小など)。どちらがリスクゼロということはない。
ステップ2:年代別に配分比率を決める
複雑に考える必要はない。以下の2パターンから選んでいい。
20〜30代(長期成長重視)
- 米国株70% + 日本株30%
- 米国インデックスETFに月2万円、日本高配当株に月1万円
30〜40代(安定と成長のバランス)
- 米国株50% + 日本株50%
- 配当収入で生活の安定感を持ちながら、米国株の成長性も確保する
どちらも月3万円程度から始められる。最初から完璧な比率を求めなくていい。動きながら調整していく方が、動かずに考え続けるより資産は育つ。
「どの銘柄を選べばいいかわからない…」 個別銘柄を選ぶ必要はない。米国株なら「VOO(S&P500ETF)」か「eMAXIS Slim米国株式」、日本株なら「日本高配当株50ETF(2013)」を買うだけで、それぞれ数百社への分散投資が自動でできる。
ステップ3:つみたてNISAで自動積立を設定して継続する
どちらを選んでも、つみたてNISAの非課税枠を最優先に使う。利益の約20%が非課税になるこの制度を使わないまま課税口座で投資するのは、本来もらえる利益を捨てているのと同じだ。
設定は証券会社のアプリから10分で完了する。一度設定すれば毎月自動で積み立てられるので、日々の値動きに惑わされずに長期投資が続けられる。
今日できる最小アクション
今日、自分の年代に合った配分比率(米国70%+日本30%、または50%ずつ)を決めて、月の積立金額を紙かメモに書く。
「どちらにするか」の答えは出た。次は口座開設だ。SBI証券か楽天証券のサイトを今日中に開いて、申し込みボタンを押す。
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