「株を始めたいけど、まとまったお金がないと無理でしょ」——そう思って何年も後回しにしてきた。実際にはその間にも、毎月5,000円を年5%で積み立てていれば3年で20万円近くになっていた。「準備が整ってから」という判断が、じわじわと機会を消していた。
毎月1万円を年5%で10年間投資すると約155万円になる。元本120万円に対して35万円のリターンだ。「最低100万円ないと株はできない」という思い込みで動かなかった10年で、35万円の複利リターンを逃していたことになる。
ステップ1:1株単位・数千円から始められる現実を知る
「株は100万円ないと始められない」のは昔の話だ。今は1株から購入できる証券会社が多く、SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ」を使えば数百円〜数千円で有名企業の株主になれる。
- トヨタ自動車(株価約2,700円)→ 1株2,700円で購入可能
- NTT(株価約170円)→ 1株170円で購入可能
- 三菱UFJ銀行(株価約1,600円)→ 1株1,600円で購入可能
現実的には、複数銘柄に分散するために5万〜10万円あると動きやすい。ただし、それ未満でも始めることは可能だ。大事なのは金額より「始めること」と「続けること」だ。
「数千円じゃ意味がないのでは?」 意味は2つある。複利の種を早く植えること、そして投資の感覚を実際のお金で体験することだ。シミュレーションと実際の売買では、精神的な反応がまったく違う。小額で体験してから金額を増やす方が、長期投資を続ける力になる。
ステップ2:「小額・分散・長期」の3原則で動く
5万円あれば5社に1万円ずつ、10万円あれば10社に1万円ずつ分散できる。業種を分けることが重要だ(例:製造業・金融・通信・消費財・ヘルスケア)。1社の業績が悪化しても、全体への影響を限定できる。
長期保有が前提なら、配当利回り2〜4%の安定した大型株が初心者向きだ。100万円投資して配当3%なら年3万円が現金で入ってくる。これを再投資し続けることで複利効果が生まれる。
毎月1万円の積立投資なら、年利5%で10年後に155万円(元本120万円)、20年後に411万円(元本240万円)になる計算だ。
「株は値下がりするリスクがある。怖くて踏み出せない…」 分散と長期保有でリスクは大幅に下げられる。20年以上の長期では、株式市場全体が損失になった例はほぼない。怖いのは短期売買だ。長期で持ち続ける前提なら、一時的な値下がりは「安く買い増せるチャンス」になる。
ステップ3:今週中に口座を開いて1株だけ買う
SBI証券または楽天証券でネット口座を開設する。申し込みはスマートフォンと本人確認書類(マイナンバーカード)で10分、開設完了まで約1週間だ。
口座ができたら、手数料の安い証券会社のアプリで「配当利回りランキング」を見て、自分が使っている商品やサービスの会社を1社選ぶ。1株だけ買ってみる。その1株が、長期投資を続ける最初のアンカーになる。
今日できる最小アクション
今日、SBI証券または楽天証券のサイトを開いて、口座開設の申し込みを完了させる。
最初に用意する金額は1万円でいい。まず口座を持つことが、「投資家として考える」スイッチを入れる。準備が整ってから始めようとする人は、永遠に始まらない。
新NISAを始めるなら: 手数料ゼロ・クレカ積立でポイント還元が高いSBI証券または楽天証券がおすすめです。