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決算書の読み方。営業利益と純利益の違い

30歳のとき、初めて株を買って1週間で含み損になり焦った。でも決算書を開いて「営業利益は前年比+15%」という数字を見つけ、「本業は好調だ」と判断して持ち続けた。その3ヶ月後、株価は買値の1.3倍になっていた。


営業利益と純利益を混同すると、本業好調な企業を「業績悪化」と誤解して売り損ねる

「純利益が前年比50%減」という見出しだけで売ってしまった個人投資家が、翌四半期に同株が30%上昇するケースは珍しくない。純利益の悪化が「本業の悪化」なのか「一時的な特別損失」なのかを見分けるだけで、売買の質が大きく変わる。

「決算書って専門用語が多くて読む気になれない…」と感じた方へ。 最初は「営業利益」の数字だけ見ればいい。それが3年連続で増えているか、1つだけ確認する習慣から始めれば十分だ。


2つの利益の違いを1分で理解する

営業利益=本業で稼いだ利益

売上から仕入れ・人件費・家賃などの「事業費」を引いた金額。月売上100万円のラーメン屋が食材・人件費・家賃を85万円使えば、営業利益は15万円だ。企業の「稼ぐ力」を最も正直に表す数字になる。

純利益=最終的に残った利益

営業利益からさらに借金の利息・株式売却損・税金などを引いた金額。一時的な損失や特別利益が大きく影響するため、純利益だけで企業の実力を判断するのは危険だ。


投資家が「営業利益」を重視する理由

大手自動車メーカーA社の決算例:

純利益が落ちた原因は「円安による為替損失100億円」という一時的要因だ。本業の実力は前年より強まっている。この違いを見分けられないと、好調な企業を誤って手放すことになる。

「3年分のデータを確認する時間なんてない…」と感じた方へ。 四季報オンラインか証券会社のサイトで銘柄名を検索すると、営業利益の推移グラフが自動表示される。自分でデータを探す必要はない。


今日から使える3ステップ

  1. 気になる銘柄の「営業利益」過去3年を確認する(右肩上がりか?)
  2. 営業利益率を計算する(利益÷売上×100。10%以上なら優秀)
  3. 純利益との差が大きい場合は「なぜ乖離しているか」原因を確認する

次の記事では【増配銘柄への長期投資で資産を増やす戦略】をお伝えする。


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