Skip to content
お金と、少しずつ仲良くなる
Go back

不動産管理会社の選び方と付き合い方

「物件さえ良ければ後は放っておいても家賃が入ってくる」——そう思い込んでいた時期がある。実際に投資家の先輩たちに話を聞いて初めて知った。管理会社の対応がずさんで空室が3ヶ月続けば、月10万円の物件なら損失は30万円だ。適切な管理会社なら空室期間は平均1ヶ月に抑えられるとすれば、年間20万円以上の差になる。物件選びに何十時間もかけながら、管理会社選びを後回しにしていた自分の判断ミスは大きかった。


なぜ管理会社選びが不動産投資の成否を左右するのか

管理会社の対応は入居者満足度にも影響する。設備が壊れたときの対応が早い、クレームを丁寧に処理してくれる——こうした評判は口コミで広がり、物件の評価を左右する。大手管理会社と地域密着型とでは、入居者満足度に10〜20ポイントの差が出ることも珍しくない。

管理会社選びは「家賃の回収と維持管理を誰に委ねるか」という選択だ。この判断一つで、収益性が大きく変わる。

「でも管理会社なんてどこも同じでしょう…」——実際には天と地ほど差がある。空室の募集を大手ポータルだけに任せる会社と、LINE広告や地元の不動産ネットワークを活用する会社では、空室解消のスピードが全く違う。「同じ」と思って比較を省略したオーナーが、後悔しているケースを何度も見てきた。

管理会社を選ぶ5つのチェックポイント

管理会社を選ぶ際に確認すべきポイントは以下の5点だ。

特に重視すべきは「空室時の対応実績」だ。「過去1年の平均空室期間はどれくらいか」「どんな媒体で募集しているか」を具体的に聞く。答えが曖昧な会社は要注意だ。

「でも管理会社を変えるのは大変そう…」——確かに手続きは必要だが、年間20万円以上の損失が続くなら変更は合理的な判断だ。管理会社の変更は年1回程度のコストと手間で済む。ずさんな管理会社に10年居続ければ200万円の損失になる。「面倒だから」という理由で損失を放置しない。

管理会社との関係を上手くいかせる付き合い方

管理会社と良い関係を築くことも、投資戦略の一部だ。

まず大切なのは「定期的なコミュニケーション」だ。月1回の報告書を受け取るだけでなく、3ヶ月に1回は担当者と直接話して状況を確認する。「近隣の空室は増えていますか?」「修繕が必要そうな箇所はありますか?」といった質問を自分から投げかける。

次に、担当者への「感謝の伝え方」を意識する。良い管理会社の担当者は複数のオーナーを掛け持ちしている。迅速な対応をしてもらえるかどうかは、担当者との人間関係にも左右される。クレームばかり入れるオーナーより、感謝の言葉を伝えられるオーナーの方が、優先的に動いてもらえることが実際にある。

良い関係を築いている担当者は、空室が出たときに「この物件を紹介したい入居候補がいる」と率先して動いてくれることがある。数字だけでなく、人間関係が収益に直結する業界だ。


今日できる最小アクション

現在の管理会社(または検討中の管理会社)に「過去1年の平均空室期間」を電話で聞く。 この質問に対してすぐに明確な数字を答えられる会社が信頼できる。答えが「物件によりますね…」で終わる会社は要注意だ。



Share this post on:

Previous Post
空室リスクを最小化する立地選びの基準
Next Post
J-REITの選び方と分配金利回りの見方