「新NISAを始めた」という人が増えています。でも「始めた」だけでは不十分で、やり方を間違えると損をすることもあります。投資初心者がやりがちなミス7つと、正しい使い方を確認しましょう。
ミス①:高い手数料のファンドを選んでいる
新NISAで選ぶべきファンドの最重要指標は「信託報酬(手数料)」の低さです。
| ファンドの種類 | 信託報酬の目安 | 100万円投資時の年間コスト |
|---|---|---|
| アクティブファンド | 1〜2% | 10,000〜20,000円 |
| インデックスファンド(平均) | 0.1〜0.5% | 1,000〜5,000円 |
| インデックスファンド(最安水準) | 0.05〜0.1% | 500〜1,000円 |
同じ投資先でも手数料が10〜20倍違います。長期では手数料の差が大きな差に。
正解:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など、信託報酬0.1%以下のインデックスファンドを選ぶ。
ミス②:毎月の積立額が少なすぎる
「とりあえず月1,000円から始めた」という人は多いですが、少額すぎると複利の恩恵が出にくいです。
月1,000円を20年積み立てた場合(年利5%):
- 元本:24万円 → 運用後:約41.1万円(+17万円)
月10,000円を20年積み立てた場合(年利5%):
- 元本:240万円 → 運用後:約411万円(+171万円)
積立額は「少しでも」より「無理のない最大額」を設定するのが重要です。
ミス③:株価が下がったときに売ってしまう
積立投資の最大の敵は「暴落時の売却」です。
2020年のコロナショックでは、株価が一時30〜40%下がりました。このとき売却してしまった人は大きな損失を確定させました。しかし売らなかった人は、その後の回復で大きな利益を得ました。
正解:暴落しても売らない。むしろ「安く買える期間」として積立を継続する。
ミス④:積立と成長投資枠を混同している
新NISAには「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」があります。
| 枠の種類 | 年間上限 | 対象商品 | 適した使い方 |
|---|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 長期積立向けファンド | 毎月の積立投資 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 株式・ETF・投信など | 個別株・スポット投資 |
初心者はまず「つみたて投資枠」でインデックスファンドの積立から始めるのが正解です。
ミス⑤:年間限度額(360万円)を一度に使おうとする
「早く1,800万円埋めたい」と年間360万円を一括投資しようとする人がいます。しかし市場の状況によっては、一括投資が高値づかみになるリスクがあります。
正解:毎月一定額の積立で「ドルコスト平均法」の効果を得る。
ドルコスト平均法とは、価格に関わらず毎月定額を買い続けることで、平均取得単価を下げる効果があります。
ミス⑥:ポートフォリオを複雑にしすぎる
「いろんなファンドに分散した方がいい」と思って10種類以上のファンドを保有する人がいます。
しかし、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1本で全世界50カ国以上・2,900銘柄以上に分散投資できます。
複数のファンドを持つと管理が複雑になり、リバランス(配分調整)も大変になります。
正解:全世界株かS&P500の1〜2本に集中する。
ミス⑦:証券会社選びを間違える
証券会社によって、選べるファンドの種類・クレカ積立のポイント還元率が異なります。
クレカ積立でポイント還元があるおすすめ:
- 楽天証券×楽天カード:積立額の最大1%ポイント還元
- SBI証券×三井住友カード:積立額の最大1%ポイント還元(スタンダード)
積立投資をしながらポイントも貯める一石二鳥の設定は、最初に証券会社とカードをセットで選ぶことが重要です。
正しいNISA積立設定のチェックリスト
- 信託報酬0.1%以下のインデックスファンドを選んでいる
- 毎月の積立額は手取りの10〜20%以上に設定している
- 暴落時も売らないと決めている
- クレカ積立でポイント還元を受けている
- ファンドは1〜3本に絞っている
楽天カード(年会費永年無料)
楽天証券での積立NISAをクレカ払いにすると、積立額の最大1%が楽天ポイントに。年会費永年無料で、日常の買い物でもポイントが貯まります。NISA積立の設定と同時に作るのがおすすめ。
まとめ
新NISAは正しく使えば、老後の資産を大きく増やす最強の制度です。
- 手数料が低いインデックスファンドを選ぶ
- 毎月の積立額を最大化する
- 暴落時も売らずに積立継続
- クレカ積立でポイントも貯める
ミスを修正するのは早いほど良いです。今すぐ自分の設定を確認しましょう。