「老後に2000万円が必要」というニュースを見た2019年、正直かなり焦りました。
当時28歳で貯金が80万円くらいしかなかった。「2000万円……無理だ」と思った。
でも少し調べると、「2000万円は全員に当てはまるわけじゃない」ということが分かった。自分の場合はいくら必要か、ちゃんと計算してみました。
「老後2000万円」の前提を確認する
2019年の金融審議会の報告書が元になっています。
前提は「夫65歳・妻60歳の無職世帯、生活費が年金を月26,000円上回る × 30年 = 約2000万円」。
ポイントは「夫婦世帯」「二人とも無職」「30年分」という前提。
一人暮らしの場合も、退職後も働く場合も、この計算式とは変わってきます。
自分のケースで計算してみた
私の場合(当時試算):
- 想定退職年齢:65歳
- 退職後の生活費:月17万円(現在の生活費を参考)
- 年金受給見込み額:月14万円(ねんきんネットで確認)
- 月々の不足:3万円
3万円 × 12ヶ月 × 25年(65〜90歳) = 900万円
「2000万円必要」じゃなくて、私の場合は900万円が目標でした。
もちろん医療費や介護費の上乗せは必要ですが、「2000万円という数字に怖くなる必要はなかった」という感覚を持てた。
計算に必要な3つの数字
自分に必要な老後資金を出すには、この3つだけ。
①退職後の月の生活費
現在の生活費を参考に、「退職後は車を手放す」「外食が減る」など変化を織り込む。
②年金受給見込み額
「ねんきんネット」(日本年金機構のサービス)にログインすると確認できます。マイナンバーカードがあればすぐ確認できます。
③不足分を何年分補うか
65〜90歳を25年と仮定するのが一般的。長寿家系なら30年で計算しておくと安心。
「2000万円」という数字への正しい向き合い方
「2000万円が必要」という数字が一人歩きしているせいで、「自分には絶対無理」という誤解が広がっている気がします。
でも実際は:
- 一人暮らしなら1000万円以下で済むケースも多い
- 70歳まで働ければほぼ不要になることも
- NISAで月2〜3万円積み立てれば20年で達成できる人も多い
怖い数字に萎縮するより、自分の数字を出してみる方がずっと意味があります。
今の私がやっていること
計算してから「900万円が目標」と分かったので、逆算して月の積立額を決めました。
今40歳から65歳まで25年。900万円 ÷ 25年 ÷ 12ヶ月 = 月30,000円。
NISAで運用すると複利が効くので、実際には月20,000円くらいで達成できる計算。
「2000万円は無理」という感覚から「月2万円積み立てれば大丈夫」という感覚に変わりました。
マネーフォワード ME
ねんきんネットの年金情報とNISA・iDeCoの残高を一括管理できます。「老後に必要な額と今の積立ペース」を同時に確認して、目標から逆算した積立金額を設定しましょう。