32歳のとき、貯金が70万円しかありませんでした。
20代は「なんとかなる」という感覚でお金のことを後回しにしていた。30歳を過ぎた頃、「このままでいいのか」という焦りが出てきた。
でも「何をすれば良いか分からない」「今更変えられるのか」という気持ちもあった。
37歳の今、総資産が310万円を超えました。5年間で240万円増やした記録を書きます。
出発点:32歳・年収420万・貯金70万
当時の状況:
- 年収:420万円(手取り約310万円)
- 月手取り:約26万円
- 家賃:72,000円
- 貯金:700,000円
- 投資:ゼロ
「貯金が少ない」理由は分かっていました。
20代の10年間、毎月の手取りをほぼ使い切っていた。飲み会・洋服・ガジェット・旅行……それなりに楽しい生活をしていたけど、何も積み上がっていなかった。
やったこと①:支出の「見える化」
最初にやったのは、家計簿アプリを入れることでした。
それまで「なんとなく使っている」状態だったので、まず「何にいくら使っているか」を把握するところから。
マネーフォワードに銀行とクレカを連携して、3ヶ月分の支出を遡って確認しました。
見えてきた問題点:
- 外食:月平均35,000円(週5〜6回、一人でランチ+週2〜3回の飲み)
- サブスク:9つのサービスで月合計13,200円
- 洋服・雑貨:月平均28,000円(セールのたびに買っていた)
- Amazon:月平均14,000円(「安いから」の衝動買い)
合計で月90,000円以上が「なんとなく」使っていたお金でした。
「自分が思っていたより全然使っていた」という事実を突きつけられた感覚でした。
やったこと②:固定費から削減
「なんとなく支出」を減らすのは意志の力が必要で続かない。まず「固定費」から削減しました。
スマホ:月7,800円 → 3,278円
docomo(月7,800円)から楽天モバイル(月3,278円)へ。差額月4,522円。年間54,264円の削減。
「速度が落ちるかも」という不安は、使ってみたら杞憂でした。日常使いには十分。
サブスク9つ → 3つ
- 使っていない動画サービス:2つ解約(-2,378円/月)
- 使っていない音楽サービス:1つ解約(-980円/月)
- 使っていないクラウドサービス:2つ解約(-1,900円/月)
- 読んでいないマガジン:1つ解約(-1,500円/月)
月合計:6,758円削減。年間81,096円の削減。
保険の見直し:月22,000円 → 5,200円
独身・子なし・賃貸の状況で月22,000円の保険料は多すぎた。
FPに相談して「今の状況で本当に必要な保険」だけに絞ったら月5,200円になりました。
月16,800円削減。年間201,600円の削減。
固定費削減合計:月28,080円 × 12ヶ月 = 年間336,960円
やったこと③:先取り積立の設定
給料が入った翌日に自動で投資口座に入金されるように設定しました。
設定した金額:
- NISA積立:月20,000円(全世界株式インデックスファンド)
- 普通の積み立て預金:月10,000円
合計:月30,000円を「手取りから最初に引く」設定。
最初は「30,000円引いたら生活できるか不安」でした。でも実際にやってみると、残った230,000円で生活できた。
「あるだけ使う」から「残りで生活する」に変わると、自然と使い方が変わっていきました。
やったこと④:変動費の「ゆるいルール化」
固定費は削減できた。でも変動費(外食・洋服・Amazon)の「なんとなく支出」はまだ多かった。
完全にやめようとすると続かない。「ゆるいルール」を作りました。
外食:月35,000円 → 月18,000円
「外食は週3回まで」という上限を設けた。どこで食べるかは自由。ただし週3回の上限を超えない。
最初の1ヶ月は何度か上限近くになって焦った。でも「あと何回残っているか」を意識するだけで自然と抑えられるようになりました。
洋服・雑貨:月28,000円 → 月8,000円
「月8,000円の予算を決めて、予算内で好きなものを買う」に変更。
「予算がある」という制約があると、「本当に欲しいもの」だけを選ぶようになりました。
Amazon:月14,000円 → 月4,000円
カートに入れてから48時間待つルール。
最初は守れない日もあったけど、3ヶ月で習慣になりました。
5年間の資産推移
| 年齢 | 総資産 | 内訳 |
|---|---|---|
| 32歳(開始) | 700,000円 | 現金のみ |
| 33歳 | 1,050,000円 | 現金800,000円 + NISA250,000円 |
| 34歳 | 1,580,000円 | 現金950,000円 + NISA630,000円 |
| 35歳 | 2,150,000円 | 現金1,050,000円 + NISA1,100,000円 |
| 36歳 | 2,750,000円 | 現金1,000,000円 + NISA1,750,000円 |
| 37歳(現在) | 3,100,000円 | 現金980,000円 + NISA2,120,000円 |
現在のNISA残高210万円は、元本160万円(月20,000円 × 60ヶ月)が運用益で50万円増えた状態です。
やらなかったこと
「正解の逆説」として、やらなかったことも書いておきます。
①節約のために趣味をやめなかった
趣味(登山・写真)の費用は毎月一定額残しました。「好きなことをやめて貯金」は長続きしないと判断した。
趣味の費用を削った代わりに、外食・洋服の無駄を減らした。
②株の個別銘柄を買わなかった
「テンバガーを探す」「今が買い時の銘柄はこれだ」みたいな情報は全部無視しました。
全世界株式インデックスをひたすら積み立てるだけ。
シンプルなルールが一番長続きすると判断した。
③副業をしなかった(しなくてよかったと思っている)
副業をやってみようと一時期考えました。でも「固定費削減と先取り積立」だけで月30,000円以上の効果が出ていたので、副業は優先しなかった。
「収入を増やすより、今の収入を最適化する方が先」という判断でした。
37歳の今、次の目標
5年で240万円増やした経験から、次の目標は「42歳で700万円」です。
現在の積立ペース(月50,000円、年利5%)を続けると、5年後に約700万円になる計算。
「300万円から始めると、次の300万円は速い」というのは資産形成の鉄則らしい。運用益が増えることで、積立効果が加速する。
37歳の私に言えることは「32歳で始めてよかった」ということだけです。
もし今この記事を読んでいる30代が「今更遅い」と思っているなら、全然遅くないです。始めた日が一番早い。
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