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ドコモ12月値上げ、irumoからahamoに移って得するのは「光セット割がない人」だけでした

ドコモ12月値上げで、irumoからahamoに移って得する人・損する人

この記事で分かるのは、12月のドコモ値上げのあと、irumoのままでいいのか、ahamoに移ったほうが安いのかです。

先に結論を書きます。

ネットでは「irumo 6GB以上ならahamoが安い」という書き方をよく見かけます。

割引なしの定価で比べると、たしかにそうなります。

ただ、irumoにはahamoに無い割引が2つあって、そこを入れると答えがひっくり返ります。

料金表は定価で書かれていて、割引は請求書のほうにしか載っていない。比べるときに、そこがいちばん抜けやすいところです。


12月1日に何が変わるのか

ドコモは2026年9月25日に、料金プランの改定を発表しました(NTTドコモ報道発表「『ahamo』をリニューアル、『ドコモ mini2』『ドコモ MAX 60歳以上割』の提供を開始、および一部料金プランの月額料金を改定」より)。

適用は2026年12月1日から。手続きは不要で、自動で新しい料金になります。

値上げの幅はこうです(税込)。

プラン値上げ幅年間にすると
eximo・eximo ポイ活+550円+6,600円
5Gギガホ・ギガホ系+550円+6,600円
irumo(3GB・6GB・9GB)+330円+3,960円
5Gギガライト・ギガライト系+330円+3,960円
irumo(0.5GB)+110円+1,320円
ahamo+165円(ただし30GB→40GBに増量)+1,980円

家族4人がそろってeximoなら、年26,400円です。

ドコモは理由として、物価や人件費の上昇など事業環境の変化を挙げています。

Y!mobileも2026年6月に、シンプル3を月220円上げています。通信費の値上げは、ドコモだけの話ではなくなってきました。


ahamoは「段階制」に変わる

ahamoは値上げというより、しくみ自体が変わります。

いまは「30GBで2,970円、足りなければ大盛りオプション(+80GB)で合計4,950円」という形でした。

12月からは、使った量で料金が決まる3段階になります。

その月に使ったデータ量月額(税込)
40GB以下3,135円
40GB超〜60GB以下4,125円
60GB超〜120GB以下5,115円

楽天モバイルと同じ考え方です。

ここで大事なのが、新しくできる**「上限設定オプション」**。

無料で、上限を40GBか60GBに決めておくと、そこを超えても上の段に上がらず、通信速度が最大1Mbpsに落ちるだけで料金は据え置きになります。

そして、2026年11月1日時点でahamoを使っている人(大盛りなし)には、40GBの上限が自動で設定されます。

つまり、いまahamoだけを使っている人は、何もしなければこうなります。

165円上がる代わりに10GB増える、という話です。30GBで足りていた人にとっては、値上げは値上げですが。


大盛りオプションの人は、使い方しだいで下がる

大盛りオプションは11月30日で提供終了し、契約していた人は自動で外れます。

そのあとは段階制がそのまま適用されます。いままでの4,950円と比べると、こうなります。

毎月の使用量12月からの料金いまとの差
40GB以下3,135円−1,815円
40GB超〜60GB4,125円−825円
60GB超5,115円+165円

「念のため大盛りにしていたけど、実際は50GBくらい」という人は、月825円、年9,900円下がります。

だから、大盛りの人が12月までにやることは、マイページで直近3か月の使用量を見ておくことだけです。

60GBを超える月がほとんど無いなら、60GBの上限設定をしておくと、うっかり超えた月も4,125円で止まります。


irumoの人:定価で比べると「6GB以上はahamo」

ここからが本題です。

irumoの12月からの料金(割引前・税込)はこうなります。

irumoいま12月から
0.5GB550円660円
3GB2,167円2,497円
6GB2,827円3,157円
9GB3,377円3,707円

ahamoは40GBで3,135円。

定価だけ並べると、6GBは3,157円でahamoより22円高く、9GBは3,707円で572円高い。

「6GB以上ならahamoが安い」という話は、ここから来ています。


割引を入れると、答えが変わる

irumoには、ahamoに無い割引が2つあります(irumo公式サイトより)。

どちらも3GB以上が対象で、0.5GBは対象外です。

ahamoにはこの2つがありません。ahamoに移ると、この割引はまるごと消えます。

割引の組み合わせごとに、12月からのirumoとahamo(3,135円)を並べました。割引額は、発表時点の金額のまま続く前提で計算しています。

irumo割引なしdカード払いだけ光セット割だけ両方あり
3GB2,497円2,310円1,397円1,210円
6GB3,157円2,970円2,057円1,870円
9GB3,707円3,520円2,607円2,420円

ahamoのほうが安くなるのは、太字の2つだけです。

6GB・割引なしは22円差で、ほぼ同じ。

逆に、光セット割がある人は、9GBでも月528円、irumoのほうが安い。6GBで両方ある人なら、差は月1,265円、年15,180円です。

だから、「irumoからahamoへ」を考えていいのは、家にドコモ光もhome 5Gもない人だけ、ということになります。


移る前に知っておきたいこと

irumoは、出たら戻れない

irumoは2025年6月に新規受付を終えています。

ahamoに移ったあとで「やっぱりirumoのほうがよかった」となっても、戻る道はありません。

月22円や数十円の差のために移るのは、僕ならやめておきます。

9GBで足りない月がある人は、そもそもahamo向き

irumoの9GBは、超えると最大1Mbpsになります。

毎月ギリギリの人、月末に速度制限がかかっている人は、料金の差とは関係なく、40GBのahamoのほうが暮らしは楽になります。

3GBの人は、どう転んでもirumoのまま

割引なしでも2,497円で、ahamoより638円安い。

3GBで足りている人は、12月の値上げを受け入れても、ドコモの中ではいちばん安い部類に残ります。


eximo・ギガホの人は、別の考え方になる

eximoやギガホ系は月550円上がります。

こちらは「ドコモの中で乗り換える」より、毎月どれだけ使っているかのほうが大事です。

家族割や光セット割をたくさん積んでいる人は、ahamoに移ると割引がぜんぶ外れるので、単純な比較はできません。

大手と格安SIMの料金の差は、大手キャリアと格安SIMの比較記事で整理しています。

60歳以上の人は、10月1日から始まる「ドコモ MAX 60歳以上割」(最大3か月、月2,970円引き)も発表されていますが、これは期間限定の割引です。3か月が過ぎたあとの料金で考えるほうが安全やと思います。


12月までに、今日できること

やることは3つだけです。

  1. マイページで直近3か月のデータ使用量を見る(何GBプランかではなく、実際に何GB使ったか)
  2. 請求書の割引欄を見る(「dカードお支払割」「ドコモ光セット割」が載っているか)
  3. 上の表に当てはめる

これで、自分が上がるのか、移ったほうがいいのか、何もしなくていいのかが決まります。

多くの人は「何もしなくていい」に入ると思います。

僕自身、値上げのお知らせが来ると反射的に「乗り換えなあかん」と思ってしまう側です。

でも今回の表を作ってみて、irumoで割引が付いている人は、動かないほうが得という結果になりました。慌てて動く前に、1回だけ計算する。それで十分やと思います。

Y!mobileでも、2027年1月から同じように月220円上がる人がいます。気になる人はY!mobileシンプル3の特別割引終了の記事も合わせてどうぞ。

通信費以外の固定費もまとめて見直したい人は、固定費の見直しガイドに順番を書いています。


まとめ

値上げのニュースは「全員が損をする話」に見えますが、実際は人によって上がり方がまったく違います。

自分の請求書を1回見るだけで、答えはだいたい出ます。


本記事は、2026年9月25日のNTTドコモ報道発表、ドコモ公式サイトの料金改定のお知らせ、irumo公式サイトの割引情報をもとに、通信費の見直しを続けている会社員が執筆しています。料金は税込で、通話料・端末代・ユニバーサルサービス料等は含みません。割引額は発表時点の金額が12月以降も続く前提で計算しています。料金や割引の内容は変更される場合があります。最新情報はドコモ公式サイトをご確認のうえ、ご自身の判断でお選びください。


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