この記事で分かるのは、Y!mobileのシンプル3を使っている人が、2027年1月から月いくら上がるのか、上がらないのかです。
先に結論を書きます。
- 2026年6月1日までにシンプル3にしていた人は、2027年1月利用分から月220円(年2,640円)上がる
- PayPayカード ゴールドで払っている人は上がらない
- 「ワイモバ親子割」を使っているM/Lの人は、親子割が終わるまで上がらない
6月の値上げのとき「据え置きになるなら関係ないな」と流した人ほど、年明けの請求で気づくことになります。
僕も、この手のお知らせは流してしまう側です。
そもそも何が起きたのか
Y!mobileは2026年6月2日に、シンプル3の月額基本使用料を税込220円上げました(Y!mobile公式「月額基本使用料変更のお知らせ」より)。
| プラン | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| シンプル3 S(5GB) | 3,058円 | 3,278円 |
| シンプル3 M(30GB) | 4,158円 | 4,378円 |
| シンプル3 L(35GB) | 5,258円 | 5,478円 |
※税込・割引前。公式の料金表PDFより。
同じタイミングで、ひとつ前の「シンプル」「シンプル2」も2026年7月1日から月330円上がっています。こちらには据え置きの措置はありません。
そして、6月1日までにシンプル3にしていた人には「シンプル3 特別割引」という割引が自動でつきました。
中身は、毎月220円引き。
つまり値上げぶんをそのまま打ち消して、改定前と同じ金額にしてくれる割引です。
ここで公式の料金表をよく読むと、1行だけ大事なことが書いてあります。
「シンプル3 特別割引」は2026年12月31日までの適用となります。
据え置きは永久ではなく、期限つきでした。
1月から上がる人・上がらない人
公式の料金表PDFには、割引の組み合わせごとに「変更前」「変更後」の金額が並んでいます。そこから、1月以降どうなるかを整理しました。
上がる人:何も割引を使っていない、またはPayPayカード(通常)払い
| シンプル3 | 12月まで | 1月から | 差 |
|---|---|---|---|
| S・割引なし | 3,058円 | 3,278円 | +220円 |
| S・PayPayカード払い | 2,728円 | 2,948円 | +220円 |
| M・PayPayカード払い | 3,828円 | 4,048円 | +220円 |
| L・PayPayカード払い | 4,928円 | 5,148円 | +220円 |
家族割引やおうち割 光セットを使っている人も、同じく220円上がります。
たとえばおうち割 光セット(A)のSなら、1,408円が1,628円になります。
1回線なら年2,640円。
夫婦2回線なら年5,280円、家族4回線なら年10,560円です。
1回線だけ見ると、ランチ2回分くらいの話です。でも4回線そろって上がると、1万円を超えてきます。
上がらない人①:PayPayカード ゴールドで払っている
ここが今回いちばん分かりにくいところでした。
ゴールドで払っている人には、6月から「PayPayカード割 増額特典(ゴールド)」という別の割引が、月220円ついています。
そして公式の注意書きには、こうあります。
「シンプル3 特別割引」「PayPayカード割 増額特典(ゴールド)」「シンプル3 特別割引(親子割)」の割引重複不可
つまり、ゴールドの人はもともと特別割引ではなく、ゴールドの増額特典のほうで220円引かれている扱いです。
12月末で特別割引が終わっても、ゴールドの増額特典は続きます。
だから金額は変わりません。Sなら2,508円のままです。
上がらない人②:ワイモバ親子割(2025-2026)を使っているM/L
もうひとつの例外が親子割です。
2027年1月1日の時点で「ワイモバ親子割(2025-2026)」が適用中なら、特別割引が終わったあと、自動で「シンプル3 特別割引(親子割)」に切り替わります。
こちらも月220円引きで、親子割の割引が終わるまで続きます。
親子割は最大13か月なので、始めた時期によっては2027年の途中で終わります。そのタイミングで220円上がる、と覚えておけば十分です。
なお、シンプル3 Sは親子割の対象外です。
「じゃあゴールドにすればいい」は本当か
ここで考えたくなるのが「ゴールドに切り替えれば220円上がらないなら、切り替えたらいいのでは」という話です。
計算してみると、答えは回線数で変わります。
PayPayカード(通常)とゴールドの差は、Y!mobileの割引だけで見ると次のとおりです。
- PayPayカード割:通常330円 → ゴールド550円(差220円)
- 増額特典:通常なし → ゴールド220円(差220円)
合わせて1回線あたり月440円、年5,280円の差です。
一方で、ゴールドの年会費は11,000円かかります(公式の料金表PDFに明記)。
| 回線数 | 割引の差(年) | 年会費を引くと |
|---|---|---|
| 1回線 | 5,280円 | ▲5,720円 |
| 2回線 | 10,560円 | ▲440円 |
| 3回線 | 15,840円 | +4,840円 |
| 4回線 | 21,120円 | +10,120円 |
※家族カードでの支払いも割引の対象(公式の注意書きより)。カード自体のポイント還元など、Y!mobile以外の特典は計算に入れていません。
1回線や2回線だけのためにゴールドを作ると、損になります。
220円を避けるために11,000円払う形です。
3回線以上を同じゴールド(家族カード含む)で払える家族なら、Y!mobileの割引だけで年会費を上回ります。
僕が年会費のあるカードを持つかどうか考えるときは、いつも「年会費を、そのカードを使わなくても払う固定費として見ても納得できるか」で決めています。
1回線の人がこの計算で納得するのは、正直むずかしいと思います。
楽天モバイルに移る意味がある人
もうひとつの選択肢が、他社に移ることです。
提携の関係もあるので正直に書いておくと、ほとんどの人は移らなくていいと思っています。月220円のために乗り換えの手間をかけるのは、割に合いません。
ただ、毎月のデータ量が少ない人だけは話が変わります。
楽天モバイル(Rakuten最強プラン)は、使った量で料金が決まる段階制です(楽天モバイル公式より・税込)。
- 3GBまで:1,078円
- 20GBまで:2,178円
- 20GB超:3,278円
これを、1月以降のシンプル3 S(PayPayカード払い)の2,948円と比べると、
- 毎月3GB以内に収まる人:月1,870円、年22,440円の差
- 3〜5GBくらい使う人:月770円、年9,240円の差
月220円の値上げより、もともとの「使っていないのに5GB分払っている」ほうが大きい、という人が一定数いるはずです。
Wi-Fiのある家と職場でほぼ過ごしていて、外ではLINEと地図くらい。そういう使い方なら、一度マイページで直近3か月のデータ量を見てみる価値はあります。
ただし、楽天モバイルには大きな注意点がある
楽天モバイルがKDDI(au)から借りてきた電波、いわゆる「auローミング」は、2026年9月30日で提供期間の期限を迎えます。
建物の奥・地下・郊外では、これまでauの電波に助けられていた場所がありました。詳しくはauローミング終了の記事にまとめています。
職場や自宅がそういう場所にある人は、料金の差より「つながらない」ほうがよっぽど困ります。
同じ理由で、9月には逆に楽天モバイルからUQ・Y!mobileへ移る人向けの記事も書きました。つながりやすさを優先してY!mobileにした人が、220円のために戻る理由はありません。
この記事が向いていない人
- 2026年6月2日以降にシンプル3にした人:最初から改定後の料金なので、1月に変わることはありません
- シンプル・シンプル2の人:7月にすでに330円上がっていて、据え置きの措置はありません。プランを見直すならY!mobileの料金プラン解説を参考にしてください
- ゴールドで払っている人:上で書いたとおり、金額は変わりません
今日できること
やることは1つだけです。
My Y!mobileで、自分の支払い方法と、直近3か月のデータ使用量を見ておく。
- 支払いがPayPayカード ゴールドなら、何もしなくていい
- 通常カードや口座振替で、データが毎月3GB以内なら、乗り換えを考える材料になる
- それ以外なら、年2,640円上がることを知ったうえで、そのまま使うのがいちばん手間がかからない
僕は、こういう「知っていて何もしない」も立派な判断だと思っています。
知らずに上がるのと、知っていて払うのとでは、同じ220円でも気持ちがだいぶ違います。
まとめ
- シンプル3の「特別割引」(月220円引き)は2026年12月31日で終了。6月1日までにシンプル3にした人は、2027年1月利用分から月220円・年2,640円上がる
- PayPayカード ゴールド払いの人は上がらない(ゴールドの増額特典と特別割引は重複しないため、もともとゴールドの割引で引かれている)
- ワイモバ親子割(2025-2026)適用中のM/Lは、親子割が終わるまで220円引きが続く
- ゴールドへの切り替えは、Y!mobileの割引だけで見ると3回線以上で年会費11,000円を上回る。1〜2回線では損
- 楽天モバイルに移る意味があるのは、毎月3GB以内で、楽天回線がしっかり届く場所で使う人だけ。auローミングは9月30日で期限を迎える
データが少ない人向けに、楽天モバイルのリンクを1つだけ置いておきます。上の条件に当てはまらない人には不要です。
楽天モバイル(Rakuten最強プラン)
使ったデータ量で料金が決まる段階制。3GBまで1,078円・20GBまで2,178円・無制限3,278円(税込)。毎月のデータ量が少ない人ほど差が出る。auローミングは2026年9月30日で期限を迎えるため、自宅・職場で楽天回線がつながるか先に確認を。
本記事は2026年9月26日時点のY!mobile公式「月額基本使用料変更のお知らせ」と料金表PDF、楽天モバイル公式サイトの情報をもとに、通信費の見直しを続けている会社員が執筆しています。料金は税込で、通話料・端末代・ユニバーサルサービス料等は含みません。料金や割引の内容は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。