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「あれ、ポイント増えてない?」——エポスカードでSuicaにチャージしている人は、今月から静かに損している

「あれ、ポイント増えてない?」——エポスカードでSuicaにチャージしている人は、今月から静かに損している

先月、通勤定期の更新でモバイルSuicaにいつも通りエポスカードからチャージしたら、ポイントの数字が動きませんでした。最初は「アプリの反映が遅いだけかな」と思って様子を見ていたのですが、翌日になっても増えていない。調べてみたら、8月1日からルールが変わっていました。

結論から言うと、モバイルSuica・PASMO・ICOCAなどへのチャージにエポスカードを使っている人は、2026年8月1日から実質的に還元率0%になっています。カードが使えなくなるわけでも、チャージができなくなるわけでもありません。ただ、ポイントだけが静かに付かなくなりました。

この記事では、自分が対象になるかどうかの見分け方と、毎月いくら分のポイントが消えるのかを実際に計算した数字、そして今日から取れる対策を整理します。


何が変わったのか

エポスカードの公式発表によると、2026年8月1日(土)のご利用分から、決済サービスへのチャージに対するポイント加算が終了しました。

対象になっているのは大きく分けて2種類です。

交通系IC(モバイル型) モバイルSuica、モバイルPASMO、モバイルICOCA、ICOCA(TOICAモデル)、SAPICAなど。Apple PayやGoogle Pay経由の利用も含まれます。定期券の購入も対象です。

各種決済サービス PayPay、au PAY、楽天Edy、Kyash、JAL Pay、ANA Pay、バンドルカード、Visaプリペイド、Vプリカなど、公式が挙げているだけで約28種類あります。

大事なのはここです。「チャージができなくなる」のではなく「チャージしてもポイントが付かなくなる」だけなので、使い勝手そのものは何も変わりません。だからこそ気づきにくく、気づいたときには「あれ、いつの間に」となりやすい改定です。

自分が対象かどうかの見分け方

以下に1つでも当てはまる人は、今日から影響が出ています。

逆に、エポスカードで買い物や食事の支払いを直接している場合は今回の対象外です。減るのはあくまで「チャージ」という行為に対するポイントだけで、通常のお買い物利用の還元率(税込200円ごとに1ポイント、還元率0.5%)は変わっていません。

いくら損しているのか、計算してみた

「ポイントが付かなくなった」と言われてもピンと来ないので、月々のチャージ額別に年間の影響額を計算してみました。還元率0.5%で試算しています。

月のチャージ額月あたりの消滅ポイント年間の消滅ポイント
1万円(電車通勤の定期代目安)50円600円
3万円(家族2人分の定期+日常利用)150円1,800円
5万円(家族分をまとめて1枚に集約)250円3,000円

正直、1人分の通勤定期だけなら年600円ほどで、家計を揺るがす金額ではありません。ただ、家族の交通系ICをまとめて1枚のエポスカードでチャージしていた家庭だと、年3,000円前後が黙って消えている計算になります。3,000円あれば、ちょっとした外食1回分です。「大した額じゃない」と切り捨てる前に、一度自分の月チャージ額で計算してみる価値はあります。

ゴールド・プラチナ会員が心配しなくていいこと

エポスゴールド・プラチナ会員は、年間の利用額に応じたボーナスポイントの仕組みがあります。「チャージがポイント対象外になった=年間利用額としてもカウントされなくなって、ランクが落ちるのでは」と不安になった方もいるかもしれません。

これについては公式が明記していて、チャージ利用分は年間ボーナスポイント算定の「年間利用額」には引き続き集計されるとのことです。つまり、もらえる通常ポイントは減っても、会員ランクやボーナスポイントの資格判定には影響しません。ここは知っておくと安心できるポイントです。

よくある疑問

Q. 物理カードのSuica(IC定期券)へのチャージも対象になりますか?

今回の対象は、あくまでモバイルSuica・モバイルPASMOなどアプリ経由のチャージです。駅の窓口や券売機で使う物理カードのSuicaは、そもそもエポスカードでチャージする手段自体がありません(改札機のチャージ機は現金が基本で、クレジットカードでのオートチャージはJR東日本系のカードなど一部に限られます)。物理カード派の人は、今回の変更を気にする必要はありません。

Q. 今月からいきなりポイントが0になったのか、確認する方法はありますか?

エポスNetのアプリか会員サイトで、利用明細とポイント明細を照らし合わせるのが確実です。8月1日以降の交通系ICチャージの行に対して、ポイント欄が加算されていなければ対象になっているということです。1回分の金額は小さくても、家計簿アプリで「毎月何にいくらチャージしているか」を可視化しておくと、こういう改定があったときにすぐ気づけます。

今日からできる3つの対策

1. チャージ元のカードを見直す

交通系ICやコード決済へのチャージポイントを今も付与しているクレジットカードは他にもあります。すべてのチャージ手段をエポスカード一本にまとめていた人は、チャージ用だけ別のカードに切り替えるのも一つの手です。ただし年会費や他の特典とのバランスもあるので、「チャージポイントのためだけに新しいカードを作る」のは本末転倒になりがちです。年間数百円〜数千円のために年会費のかかるカードを増やすかどうかは、冷静に計算してから決めてください。

2. タッチ決済に切り替える

モバイルSuicaへのチャージを経由せず、エポスカードのタッチ決済(Visaのタッチ決済など)がそのまま使える改札・店舗も増えています。チャージという工程自体を減らせれば、今回の改定の影響を受けずに済みます。

3. 「チャージのためにチャージする」習慣を見直す

今回の件で改めて感じたのですが、ポイント目当てで必要以上にチャージしてしまう習慣がある人は、この機会にチャージ額を実際の利用ペースに合わせて見直すのもいいタイミングです。ポイントが目的になって残高が膨らんでいた、という人は少なくないはずです。

エポスカードだけの話ではない

実はこの2〜3ヶ月、同じ動きが立て続けに起きています。日本経済新聞の報道によると、2026年6月にはPayPayカードが主要な決済サービスへのチャージに対するポイント付与を終了し、続いて8月にエポスカードが今回の改定に踏み切りました。「ポイ活の定番として、チャージに活用している人も多かっただけに、痛いルール変更」だと同紙は評しています。

三井住友カードや楽天カードでも、ANA PayやauPAYなど一部の決済サービスへのチャージはすでにポイント還元の対象外になっています。全てのチャージが即座に無効化されているわけではありませんが、「チャージすればポイントが付く」という前提そのものが、ここ1年で急速に崩れつつあるのは間違いありません。

カード会社側の事情を考えると理由は想像しやすいところです。通常の買い物利用と違い、チャージという行為には加盟店からの手数料収入がほとんど発生しません。カード会社にとってポイントの原資になりにくい取引だということです。物価上昇でポイント原資そのものを絞りたい事情もあるでしょうから、チャージ利用から真っ先に見直しの対象になるのは、ある意味自然な流れだと感じます。

「まだポイントが付くカード」に乗り換える前に考えたいこと

ローソンPontaプラスやリクルートカードなど、記事執筆時点でまだチャージにポイントが付くカードは残っています。ただ、ここまで見てきた通り、この1年でPayPayカード、エポスカードと立て続けに対象外化が進んでいる以上、「今は付く」カードもいつまでその状態が続くかは分かりません。

年間600円〜3,000円程度のポイントのために新しいカードを申し込み、年会費や管理の手間を増やすかどうかは、費用対効果で考えたほうがいいと思います。チャージポイント狙いでカードを乗り換え続けるより、**チャージという行為自体を減らす(タッチ決済に切り替える)**か、割り切って今のカードを使い続けるかのどちらかのほうが、長い目で見ると手間が少なく済むケースが多いはずです。

まずは、自分がどれだけチャージにエポスカードを使っているか、今月の利用明細を確認するところから始めてみてください。


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本記事は、NISA・家計改善を実践する会社員が、自身の経験と公的機関・企業公式サイトの情報をもとに執筆しています。

本記事は2026年8月時点の情報に基づいています。カード会社の規約・還元対象は予告なく変更される場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。


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