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あのセブンイレブンの「二重取り」、今月でおしまいです——セゾンカード・UCカードのnanacoポイント、8月10日利用分で終了

あのセブンイレブンの「二重取り」、今月でおしまいです——セゾンカード・UCカードのnanacoポイント、8月10日利用分で終了

セブンイレブンでコーヒーを買うとき、セゾンカードで払うと永久不滅ポイントとnanacoポイントの両方が貯まる。この仕組みを知ってから、なんとなく「セブンではこのカード」と決めて使っていた人は多いんじゃないでしょうか。実はこの二重取り、8月10日の利用分でひっそりと終わっていました。

結論から言うと、セブン‐イレブンでセゾンカード・UCカードを使ってnanacoポイントを貯める仕組みは、2026年8月10日(月)決済分をもって終了し、8月末の付与を最後に完全に終わります。カードそのものが使えなくなるわけではなく、セブンでの支払いも普段通りできます。ただ、これまで自動的に上乗せされていたnanacoポイントの分だけ、静かに還元率が下がります。

この記事では、公式発表をもとに何が変わったのかを整理し、実際にどれくらい損をするのかを計算した上で、今からできる対策を紹介します。


何が変わったのか

nanaco公式サイトとセゾンカード公式サイトの発表によると、対象になっているのは以下のサービスです。

事前にNetアンサーからnanaco番号を登録しておくと、セブン‐イレブンでセゾンカードまたはUCカードを使って支払った際に、通常の永久不滅ポイントに加えて、登録したnanacoカードにも自動でnanacoポイントが貯まる——という仕組みでした。例えば1,500円の買い物をすると、永久不滅ポイントが1個、nanacoポイントが15個、同時に付与される計算です。

このサービスが、以下のスケジュールで終了します。

つまり、すでに8月11日以降のセブンでの支払いには、nanacoポイントは付いていません。永久不滅ポイントだけが、これまで通り貯まります。

なお、公式発表には終了の理由について詳しい説明はなく、「長年のご愛顧を誠にありがとうございました」という一文で締められています。表向きの理由は示されていませんが、二重取りという仕組み自体、カード会社側から見れば通常のポイント原資に加えてnanaco分まで負担する、コストの重い制度だったのは想像に難くありません。

対象カードの確認方法

自分の持っているカードが対象だったかどうかは、セゾンカードの公式サイトにある対象カード一覧ページで確認できます。セゾンカードとUCカードのうち、クレジット機能付きの一部カードが対象で、逆に「クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン」のように、もともと永久不滅ポイントとnanacoポイントを直接交換できるカードは、今回の終了の対象外です。手元にセゾン系のカードが複数枚ある人は、念のため確認しておくと安心です。

自分が対象かどうかの見分け方

以下に当てはまる人は、今回の変更の影響を受けています。

心当たりがなければ影響はありません。もともとこの登録をしていない人は、これまで通り永久不滅ポイントだけが貯まる状態が続くだけです。

実際にいくら減るのか、計算してみた

永久不滅ポイントは1,000円(税込)ごとに1ポイント、代表的な現金化(キャッシュバック)レートでは1ポイントおおむね5円相当です。一方nanacoポイントは100円(税込)ごとに1ポイントで、1ポイント=1円相当としてそのまま使えます。この2つを1,000円あたりに揃えて計算すると、次のようになります。

月のセブン利用額別に、年間の差額を試算するとこうなります。

月の利用額従来(二重取り)今後(永久不滅のみ)年間の差額
5,000円月75円月25円約600円
15,000円月225円月75円約1,800円
30,000円月450円月150円約3,600円

毎日コーヒーやお弁当をセブンで買っている人なら、年間で数千円分の還元が減る計算です。金額としては大きくありませんが、「知らないうちに還元率が3分の1になっていた」という事実には、正直驚きました。

こういう「自動で貯まる」系の仕組みは、便利な反面、変化に気づきにくいという弱点があります。毎月の明細を1件ずつ見比べる人は少ないですし、ポイントが減ったところで、赤字になるわけでも通知が来るわけでもありません。今回のように公式サイトのお知らせページを見に行かない限り、変わったことすら分からないまま数か月が過ぎてしまう人も一定数いるはずです。家計簿アプリでポイント還元額を記録している人なら、8月分の数字がいつもより少し低いことに気づけるかもしれません。

セゾンカードだけの話じゃない

この改定、単発の出来事として見ない方がいいと思います。先月もエポスカードが、Suicaなどへのチャージに対するポイント付与を終了したばかりで、カード会社が「原資になりにくい取引」から順にポイントを見直す流れは、この1年ではっきりしてきています。二重取り・チャージ還元といった、店舗側の手数料収入が絡みにくい仕組みは、今後も同じように縮小されていく可能性が高いと見ています。

今からできること

年間数千円のために新しいカードに乗り換えるかどうかは、費用対効果で考えたいところです。ただ、セブンでの買い物が多い人向けに、還元率だけで見ると検討する価値がある選択肢が一つあります。

セブン&アイグループ発行の「セブンカード・プラス」です。公式サイトの案内によると、セブン‐イレブンでの利用時はnanacoポイント9.5%とセブンマイル0.5%を合わせて還元率10%、スマホのタッチ決済を使いセブン銀行を引き落とし口座に設定するとさらに上乗せされ最大11%になるとされています。永久不滅ポイントだけの0.5%と比べると、条件次第では一桁違う数字です。

とはいえ、還元率の高さだけでカードを増やすと管理が面倒になるのも事実です。セブンでの買い物頻度がそこまで高くないなら、無理に切り替えず、今のカードの永久不滅ポイントを効率よく使う方向で割り切るのも一つの考え方だと思います。

もう一つ覚えておきたいのは、永久不滅ポイントには有効期限がないという点です。nanacoポイントは基本的に加算日から2年で失効しますが、永久不滅ポイントは使い忘れて失効する心配がありません。二重取りができなくなったのは残念ですが、「貯めたポイントをうっかり失効させる」というもう一つの損失は、もともと永久不滅ポイント側では起きにくい仕組みになっています。

よくある疑問

すでに貯まっているnanacoポイントは消えますか? 消えません。今回終了するのはあくまで「新たにポイントを付与する仕組み」で、すでに貯まっている残高やポイントには影響しません。

イトーヨーカドーでも同じ変更がありますか? 今回の公式発表はセブン‐イレブンでの利用が対象です。イトーヨーカドーなど他のセブン&アイグループ店舗での還元制度は、この記事の対象外なので、利用する店舗ごとに公式サイトで確認しておくと安心です。

まずは今月のnanacoの利用履歴を確認して、自分がどれくらいこのサービスに頼っていたのか、実際の数字を見てみるところから始めてみてください。


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本記事は、NISA・家計改善を実践する会社員が、自身の経験と公的機関・企業公式サイトの情報をもとに執筆しています。

本記事は2026年8月時点の情報に基づいています。カード会社の規約・還元対象は予告なく変更される場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。


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