「新NISAを始めたいけど、毎月いくら積み立てればいいの?」
これ、本当によく聞かれます。私も最初は「とりあえず月1万円かな…」と何となく決めていました。でも実際に自分の家計と目標を照らし合わせると、もっと具体的な金額を出せるんです。
この記事では、年収別の積立目安と、よくある3つの目標(老後・教育費・10年後の貯蓄)に対するシミュレーションを早見表でまとめました。
新NISAで積み立てられる上限額(年360万・生涯1,800万)
まず制度の基本を確認しておきましょう。
新NISAには2つの枠があります。
| 枠 | 年間上限 | 特徴 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円(月10万円) | 長期積立向けの投資信託・ETFのみ |
| 成長投資枠 | 240万円(月20万円) | 株・ETF・投信など幅広く対応 |
| 合計 | 360万円(月30万円) | 生涯非課税枠は1,800万円 |
生涯非課税枠1,800万円は、年360万円フルで投資すると5年で使い切る計算です。ただ、多くの会社員にとって年360万円の投資は現実的ではありません。大切なのは「無理のない金額で長く続けること」です。
【年収別】おすすめ積立額の目安表
年収と家族構成から、おおよその積立目安を示します。これはあくまで参考値で、実際は生活費や他の支出によって変わります。
| 年収 | 手取り目安 | 生活費目安 | おすすめ積立額 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 約240万円/年(月20万) | 月17〜18万円 | 月1〜2万円 |
| 400万円 | 約320万円/年(月26.7万) | 月20〜22万円 | 月2〜3万円 |
| 500万円 | 約395万円/年(月33万) | 月23〜25万円 | 月3〜5万円 |
| 600万円 | 約470万円/年(月39万) | 月26〜28万円 | 月5〜8万円 |
| 700万円 | 約540万円/年(月45万) | 月28〜32万円 | 月8〜10万円 |
| 800万円 | 約610万円/年(月51万) | 月30〜35万円 | 月10万円〜 |
※手取りは社会保険料・所得税・住民税を概算で引いた額です。家族構成・住宅費・車の有無によって大きく変わります。
ポイントは、手取りの10〜15%を積立に回すというシンプルな目安です。手取り月30万円なら3〜4.5万円、月20万円なら2〜3万円が一つの目安になります。
【目標別】シミュレーション早見表
年利5%で運用できた場合の計算です(保証はありませんが、全世界株・米国株のインデックスファンドの過去の実績から一般的によく使われる想定利回りです)。
老後2,000万円を作る場合
老後2,000万円問題がメディアで話題になりましたが、これは「年金だけでは月5万円不足する世帯が30年で2,000万円足りなくなる」という試算です。目標額は人それぞれですが、2,000万円を一つの目安にしてみましょう。
| 積立開始年齢 | 月の積立額 | 積立期間 | 元本合計 | 運用益含む想定 |
|---|---|---|---|---|
| 25歳 | 約3万円 | 40年 | 1,440万円 | 約4,560万円 |
| 30歳 | 約5万円 | 35年 | 2,100万円 | 約4,060万円 |
| 35歳 | 約7万円 | 30年 | 2,520万円 | 約3,320万円 |
| 40歳 | 約11万円 | 25年 | 3,300万円 | 約2,690万円 |
早く始めるほど少ない積立額で目標に届きます。30歳から月5万円なら35年後に4,000万円超というのは、複利の力を実感できる数字です。
10年後に500万円作る場合
住宅購入の頭金、子どもの教育費の準備、独立資金など、10年後に500万円を用意したいケースです。
| 月の積立額 | 10年後の想定資産(年利5%) |
|---|---|
| 月3万円 | 約466万円 |
| 月3.5万円 | 約544万円 |
| 月4万円 | 約621万円 |
月3.5万円で10年積み立てると、元本420万円が約544万円になります。元本だけ積み立てても420万円なので、運用益で約120万円プラスになる計算です。
子どもの教育費300万円を作る場合
大学進学時にかかる費用の目安は、国立大学4年間で約250万円、私立文系で約400〜500万円です。中間の300万円を目標に設定してみましょう。
| 子どもの年齢 | 積立期間 | 必要月額(年利5%) |
|---|---|---|
| 0歳〜 | 18年 | 約8,500円 |
| 3歳〜 | 15年 | 約1.1万円 |
| 6歳〜 | 12年 | 約1.5万円 |
| 10歳〜 | 8年 | 約2.5万円 |
子どもが生まれたタイミングで始めれば、月8,500円で18年後に300万円を準備できる計算です。早く始めるほど少額で済むのが積立投資の強みです。
積立額を決める3つのステップ
「シミュレーションを見てもどの金額にすべきか迷う」という方へ。実際に積立額を決めるときの手順を紹介します。
ステップ1:今月の家計を把握する
まず現状を知ることが大事です。収入と支出を書き出してみましょう。マネーフォワードMEなどの家計簿アプリを使うと、銀行・クレカと連携して自動で集計してくれます。
ステップ2:余剰資金を計算する
「手取り収入 − 生活費 − 固定費 − 緊急予備費への積立」が投資に回せる余剰資金です。緊急予備費は生活費の3〜6ヶ月分が目安で、これが貯まるまでは投資額を抑えてもいいでしょう。
ステップ3:余剰の5〜8割を積立に設定する
余剰資金が月3万円なら、1.5〜2.4万円を積立に回し、残りは予備として手元に置きます。最初から「余剰全額を投資」にすると、急な出費でメンタルがぶれやすいです。
どの証券会社で始めるか(SBI・楽天おすすめ)
新NISAを始めるなら、SBI証券か楽天証券のどちらかを選べばまず間違いありません。
SBI証券:三井住友カードでクレカ積立可能(最大5%還元)。投信ラインナップが豊富。
楽天証券:楽天カードでクレカ積立(最大1%還元)。楽天市場を使う人は経済圏効果が高い。
どちらも口座開設・口座維持費は無料。楽天ユーザーなら楽天証券、それ以外ならSBI証券がおすすめです。
まとめ:まず月1万円から始めよう
積立額の結論はシンプルです。
- まず月1万円で始める
- 生活が安定したら月3万円、月5万円と段階的に増やす
- 目標(老後・教育費・住宅など)が明確なら、シミュレーションで逆算した金額を設定する
「完璧な金額を出してから始める」より、「まず動き出す」方が長期的には確実にプラスになります。1ヶ月でも早く始めた分、複利が効く期間が長くなるからです。
新NISAの口座はいつでも変更・停止できます。まず始めてみて、半年後に金額を見直す、くらいの気軽さで十分です。
この記事で紹介した商品まとめ
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