「老後の年金って実際いくらもらえるの?」——多くの人が漠然とした不安を抱えながら、具体的な数字を確認していません。
まず自分の受給見込み額を把握するだけで、「何をすべきか」が明確になります。
この記事でわかること
- 年金受給額の確認方法(ねんきんネット)
- 会社員の平均的な受給額
- 老後の生活費と年金のギャップ
- 不足分を埋めるための対策(NISA・iDeCo)
- よくある質問(FAQ)
年金受給額を確認する方法
ねんきんネットで確認(最もおすすめ)
- 「ねんきんネット」(https://nen-net.nenkin.go.jp/)にアクセス
- マイナンバーカードまたはアクセスキー(ねんきん定期便に記載)でログイン
- 「年金見込み額の試算」から確認
「将来の加入状況を現在と同じとして試算」を選ぶと、今のまま働き続けた場合の受給額が表示されます。
ねんきん定期便でも確認できる
毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」にも受給見込み額が記載されています。50歳以上と未満で記載内容が異なります。
会社員の平均的な年金受給額
厚生労働省の調査より(2024年度目安):
| 世帯タイプ | 月の年金受給額(目安) |
|---|---|
| 会社員(夫)+専業主婦(妻)の夫婦世帯 | 約22万円 |
| 会社員単身(40年加入) | 約16〜18万円 |
| 国民年金のみ(自営業・フリーランス) | 約6〜7万円(満額) |
※厚生年金の受給額は加入期間・収入によって大きく変わります。
老後の生活費と年金のギャップ
総務省の家計調査より、65歳以上夫婦世帯の平均生活費:月約25〜27万円
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 食費 | 約67,000円 |
| 住居費 | 約14,000円(持ち家想定) |
| 光熱費 | 約20,000円 |
| 医療費 | 約15,000円 |
| 交通・通信 | 約30,000円 |
| その他 | 約60,000円 |
| 合計 | 約206,000〜270,000円 |
年金が22万円で生活費が25〜27万円なら、月3〜5万円の不足が発生するケースがあります。
老後の不足分を補う方法
①新NISA(最優先)
老後資金として最も推奨される積立方法。
| 月の積立額 | 20年後(年率5%想定) | 30年後 |
|---|---|---|
| 3万円 | 約1,233万円 | 約2,497万円 |
| 5万円 | 約2,055万円 | 約4,161万円 |
老後の不足分が月5万円・20年間なら合計1,200万円。月3万円の積立を20年間で1,200万円に到達できます(年率5%想定)。
②iDeCo(節税しながら積み立て)
掛金が全額所得控除になるため、節税しながら老後資金を積み立てられます。
- 会社員:月2万3千円まで(DB加入者は月2万円まで)
- 60歳まで引き出せない(老後資金として確実に積み立てられる)
楽天証券(iDeCo・NISA)
iDeCo・NISAの両方を楽天証券でまとめて管理できます。楽天カードでクレカ積立設定でポイントも貯まります。
③定年後の働き方(在職老齢年金)
65歳以降も働くことで収入を得ながら年金も受け取れます(一定額以上だと年金が減額されるため注意)。
よくある質問(FAQ)
Q1. 年金はいつから受け取れますか?
A. 原則65歳からです。繰り上げ受給(最短60歳)も可能ですが、その分月額が減少します。逆に繰り下げ受給(最大75歳まで)すると月額が増加します。
Q2. 老後資金としてどのくらい必要ですか?
A. 老後20〜30年間で必要な不足分は、ライフスタイルによって大きく異なります。まず「自分の年金見込み額」を確認し、「生活費との差額×老後年数」で大まかに計算してみてください。
Q3. NISAの積立を老後まで続ければ十分ですか?
A. 一般的には「緊急予備費の確保→NISAで長期積立→余裕があればiDeCoも」の順番が推奨されます。NISAだけでも十分な場合が多いですが、年収が高い場合はiDeCoの節税効果も大きいため組み合わせることを検討してください。
Q4. 公的年金だけで生活できる人はいますか?
A. 年金受給額が多い人(長期間・高収入で厚生年金に加入)や生活費を抑えている人は可能なケースもあります。ただし医療費・介護費用が老後に増加することを考えると、ある程度の貯蓄があると安心です。
まとめ:今日できること
- ねんきんネットで自分の年金受給見込み額を確認する(15分)
- 老後の生活費と年金の差額を計算する
- 差額を補うために毎月いくら積み立てるか計算する
- NISAの積立設定を始める(または増額する)
「老後が不安」という漠然とした感情を「月〇万円の積立で解決できる」という具体的な計画に変えてください。