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会社員の確定拠出年金(企業型DC)をほったらかしにしていた——見直したら運用成績が改善した

会社員になった当初、企業型確定拠出年金(企業型DC)の書類に「とりあえず」という感じで記入して、そのままにしていました。

5年後に気づいたのは「元本保証型の定期預金に全額入っていた」という事実。

5年間、ほぼ金利ゼロで預けていたようなものでした。

見直したら運用成績が大きく変わりました。


企業型DCとは何か(おさらい)

企業型DC(企業型確定拠出年金)は、会社が毎月一定額を積み立て、従業員が自分で運用商品を選ぶ制度です。

特徴:

「会社がお金を出してくれる制度」なので、制度があるなら最大限活用すべきですが、「運用商品の選択を会社員本人がする」という仕組みなので、ほったらかしにしている人が多い。


私の5年間のほったらかしの実態

入社当初、書類に記入するとき、担当者から「商品を選んでください」と言われました。

選択肢を見ると「定期預金」「バランスファンド」「国内株式」「外国株式」など10〜15種類。

「よく分からないから、一番安全そうなもの」という理由で、元本保証の定期預金を選びました。


5年後の確認結果:

「同じ期間に全世界株式インデックスに入れていたら?」という試算:

10万円の機会損失。元本が会社拠出なので「自分のお金の損」ではないですが、もったいない選択でした。


運用商品を見直す

担当窓口に連絡して、運用商品の変更を申し込みました。

企業型DCは多くの場合、専用のウェブサイトやアプリから運用商品を変更できます。

見直し後の配分:

「国内外の分散」と「低コスト」という基準で選びました。

企業型DCで選べる商品は、NISAで買えるインデックスファンドより信託報酬が高いことが多い(企業と運用会社の契約によって異なる)。

その中でも「最もコストが低い株式インデックス」を選ぶのが基本です。


見直し後の2年間の成績

見直してから2年経ちました。

「元本拠出合計は127万円(91万 + 36万)なのに残高が152万円」。

25万円の含み益が出ています。

もちろん相場状況によって変わりますが、「定期預金のままだったら0円の利益」と比べると、運用商品の選択がいかに大事かが分かります。


企業型DCを確認すべきポイント

企業型DCをほったらかしにしている場合、以下を確認することをすすめます。

①現在の運用商品の配分を確認する

会社の福利厚生ポータルまたは運営機関(SBI系・野村系など)のウェブサイトにログインして確認します。

ログイン情報は入社時の書類に記載されているはずです(分からなければ会社の人事部に問い合わせる)。

②運用商品の信託報酬を確認する

現在設定している商品の信託報酬(年率)を確認します。

信託報酬が0.1〜0.3%以下のインデックスファンドがあれば、そちらへの移行を検討。

1%以上の信託報酬の商品は「高コスト」と判断していい。

③株式比率を上げるか検討する

老後まで20〜30年以上ある人(30〜40代)は、株式比率を高くする方がリターンを期待できます。

元本保証の定期預金・債券が多い場合、株式インデックスへの比率を高めることを検討。


企業型DCとiDeCoの関係

2022年10月から、企業型DCに加入している会社員もiDeCoに加入できるようになりました(一定の条件あり)。

ただし、企業型DCの掛金とiDeCoの掛金の合計に上限があります。

「企業型DCがある → iDeCoも使えるかもしれない」という認識を持っておき、会社の人事部またはiDeCoの金融機関に確認しましょう。


「よく分からないから定期預金」は損している

企業型DCで「よく分からないから元本保証の定期預金」という選択をしている人はかなり多いです。

でも「元本保証 = 安全」というのは短期的な話で、長期投資においては「インフレによる実質価値の目減り」というリスクがあります。

年2〜3%のインフレが続く中で、ほぼゼロ金利の定期預金に入れ続けることは「実質的に価値が下がっている」とも言えます。

老後まで20〜30年という長い投資期間がある場合、「株式インデックスへの長期積立」の方が合理的な選択です。

ただし「老後が近い(10年以内)」「リスクを取りたくない」という場合は、現金・債券の比率を高めるのは理解できます。自分の状況に合わせた判断が大切です。

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